【外壁塗装】塗料が原因で起こるアレルギー症状7選とその予防策5選

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【外壁塗装】塗料が原因で起こるアレルギー症状7選とその予防策5選

外壁塗装の塗料が原因でアレルギー症状が出るリスクは、誰にでもあります。塗装をする職人でさえもアレルギーになるため、塗装中や塗装したあとの家に住む一般の方はとくに注意が必要です。

そこで本記事では、外壁塗装で起こる具体的なアレルギー症状やその原因アレルギーを引き起こさないための予防策を解説します。

外壁塗装の塗料によるアレルギーを防ぎたい方は、ぜひ参考にしてください。

外壁塗装の塗料が原因で起こるアレルギー症状7選

外壁塗装の塗料(シンナー)が原因で起こるアレルギー症状は、主に次の7つです。

  • 皮膚のかゆみ
  • 目の痛み
  • 喉の痛みやぜんそく
  • 鼻水
  • 吐き気
  • 頭痛
  • めまい

それぞれの症状を見ていきましょう。

皮膚のかゆみ

塗料が原因で起こるアレルギーはシックハウス症候群とも呼ばれます。シックハウス症候群は、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が問題になっています。

また、外壁塗装でシックスハウス症候群になる原因は、主にシンナーだといわれていますが、外壁塗装の塗料の多くはこのシンナーを使用しています。臭いを嗅ぐとアレルギーが起きて、皮膚がかゆくなることがあります。

さらに、塗料にはシックハウス症候群の原因物質として有名なホルムアルデヒドが含まれており、こちらもアレルギーを引き起こして皮膚にかゆみを起こす原因です。特に子どもだといまはアレルギーがなくても、将来アレルギーになるおそれがあるため、気をつけましょう。

塗料の影響のためか、塗装を新しくした家に住んだら、皮膚がかゆくなるという声もあります。

目の痛み

塗料に含まれるシンナーの吸い過ぎによる目の痛みにも、気をつけたいところです。シンナーを吸い込みやすい外壁塗装の仕事についてから、アトピー性皮膚炎が悪化したという職人の声もあります。

できるだけ、シンナーにさらされる機会を減らすようにしましょう。

喉の痛みやぜんそく

シンナーに含まれるVOC(揮発性有機化合物)の吹きつけをした塗装から、塗料を吸い込むと、喉が炎症して喉の痛みやぜんそくの原因になります。

しかし、喉の痛みやぜんそくの明確な原因を突き詰めるのは難しいです。原因がホコリやダニ、花粉であるおそれもあるためです。

鼻水

シンナーなどによるアレルギーで、鼻水が止まらなくなることがあります。声を出そうとしたら鼻詰まりでうまく声が通らない、鼻を触っていないのに気づいたら鼻血が出てきたという話もあります。

シンナーのアレルギーで、鼻から耳に影響が出ることもあり、耳に異変がきてかゆくなったりします。また、中耳炎の原因にもなるため、耳からのサインもチェックしましょう。

吐き気

塗料に含まれるシンナーは、簡単に体内に溶け込んで脳まで達します。長時間吸い続けると脳を中心に中枢神経がまひしてきて、酔っ払ったようになって吐き気をもよおす原因になります。

外壁塗装の施工中に不快な症状が出たら、それは体からの危険信号です。我慢せずに外出するなどの対策をとりましょう。

頭痛

まれに外壁塗装をしたときに、頭痛が起こることもあります。多くの場合はシンナーの臭いが原因だといわれています。

頭痛を発症することが多いのは、シンナーの臭いに慣れていない人や臭いに敏感な人です。特に妊婦さんや赤ちゃん、ペットは臭いに敏感ですから注意しましょう。

めまい

外壁塗装でめまいがするおそれもあります。シンナーに含まれるVOC(揮発性有機化合物)が人体に影響を与えるためです。

VOCがめまいを起こす仕組みは判明していないものの、近年の塗料では影響が少なくなるようにVOCの含有量を減らす、といった対策がとられています。

外壁塗装によるアレルギー予防対策5選

外壁塗装でアレルギー症状が起こるのを100%防ぐことはできませんが、アレルギーの発症を予防することはできます。

アレルギー対策として最も効果的なのが、外壁塗装中は別の場所に住むことです。外壁塗装は施主が不在でも進められ、よい施工会社を選べば在宅しなくても作業がスムーズに進みます

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とはいえ、外壁塗装のあいだ家を空けるのは心配、という方もいるでしょう。家に住んだままでも効果が期待できる、アレルギー予防対策には以下の5つがあります。

  • 水性塗料で塗装
  • F☆☆☆☆(エフフォースター)の塗料で塗装
  • 不織布タイプのマスクを装着
  • 極力肌を出さない
  • アレルギー対策の見識が広い施工会社に相談

それぞれ見ていきましょう。

水性塗料で塗装

外壁塗装には「溶剤系塗料」「水性塗料」があります。「溶剤系塗料」は主にシンナーを使用した塗料で、「水性塗料」は主に水を使用した塗料です。

水性塗料はシンナーを使用しないためアレルギーの原因物質が少なく、シックハウス症候群になる心配が少ないです。溶剤系塗料に比べて悪臭も少なく、目が痛くなったりめまいがしたりするリスクも少ないでしょう。

塗料によるアレルギーが心配な方は外壁塗装の際、水性塗料を使用しましょう。

「F☆☆☆☆(エフフォースター)」の塗料で塗装

水性塗料にも少量ですが、ぜんそく等の原因となるVOC(揮発性有機化合物)が含まれていることがあります。

しかし、水性塗料の中でもF☆☆☆☆(エフフォースター)の塗料は、VOCがより少ないです。F☆☆☆☆(エフフォースター)のFはVOCの1種であるformaldehyde(ホルムアルデヒド)の頭文字をとったもので、星マークは塗料を使用した際に、どのくらいのホルムアルデヒドが空気中を漂うか、つまり発散量の等級を示しています。

Fのあとに続く星マークの数が多いほどホルムアルデヒドの発散量が少ない等級であることを意味し、星マークが4つつくF☆☆☆☆の塗料は、もっともホルムアルデヒドの量が少ないか、まったく含まれていない塗料です。

アレルギーのリスクを避けたい方は、水性塗料の中でもF☆☆☆☆を使用しましょう。施工会社との契約時に、ぜひ提案してみてください。

不織布タイプのマスクを装着

不織布タイプのマスクで過ごすのも一つの対策です。N95防護マスクなどは、髪の毛の太さの約1/30の微小粒子状物質びしょうりゅうしじょうぶっしつを体内に吸い込まないように使えます。

主に通販で購入でき、Amazonや楽天市場での値段は2,000円前後から5,000円前後が目安です。さらに対策をしたい方には防毒マスクがあり、Amazonでは2,000円前後から3万円前後、楽天市場でも同様です。

極力肌を出さない

塗料のシンナーなどから肌を守るために、肌が隠れる服を着るのも一つの手です。シンナーは油脂に溶ける作用があるため、皮膚に付着し浸透して入り込んできます。

シンナーの浸透を防ぐため、長袖や長ズボンなどを着て極力肌を出さないようにしましょう。

アレルギー対策の見識が広い施工会社に相談

万が一に備えて、アレルギー対策の見識が広い施工会社に相談するのもよいでしょう。「シンナーのアレルギー反応が心配」と相談すれば、見識が広い施工会社は適切なアドバイスのもと業務を進めてくれるはずです。

しかし、自分ひとりでアレルギー対策に理解のある施工会社かどうか調べるのは大変です。そんなときは、外壁塗装の一括見積もりサイトが便利です。

一括見積もりサイトを使って塗装予定の物件情報を入力すれば、一度に複数の施工会社へ見積もりを依頼できます。中でも外壁塗装の一括査定サイト、ぬりマッチは一定の審査基準を通過した会社しか加盟していないため、アレルギー対策に理解のある施工会社を見つけやすいでしょう。

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なお、外壁塗装の施工会社を探す際のそれぞれのメリットとデメリットは以下のとおりです。

外壁塗装の施工会社を探す際のそれぞれのメリットとデメリット
  メリット デメリット
見積もりサービス 複数の業者を簡単に比較できる メールや電話がくることがある
チラシや広告 地域に密着した施工会社が見つかる 本当に質が高いかわからない
知人の紹介 知人の評価で安心できる 自分に合うかはわからない

ぜひ、あなたもアレルギー対策を施して、外壁塗装をやり過ごしましょう。

外壁塗装でアレルギーになるのが心配な方は、ぜひご活用ください。

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