金属サイディングも塗装が必要!外壁塗装の費用とタイミングを解説

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金属サイディングも塗装が必要!外壁塗装の費用とタイミングを解説

金属サイディングは耐用年数が数十年にもなる、耐久性の高い外壁材です。しかし、金属サイディングの高い性能を保ち続けるには、定期的に外壁塗装などのメンテナンスをする必要があります。

金属サイディングの種類ごとの塗装をするタイミング、塗装せずに放置した場合のリスク、塗料を選ぶポイントと費用の目安について解説します。

金属サイディングでも外壁塗装が必要

金属サイディングでも外壁塗装は必要です。金属サイディングというと、メンテナンス不要で塗装工事も必要ないと考えている方がいるかもしれません。確かに金属サイディングは耐久性に優れています。しかし、だからといって塗装工事が不要になるわけではありません。

建物の外観をきれいに保つとともに建物を長持ちさせるため、金属サイディングでも塗装工事が必要なのです。

どうして外壁塗装が必要なのか

耐用年数が長くても金属サイディングは、塗膜の経年劣化で不具合が生じるおそれがあります。金属サイディングの性能を維持していくために、外壁塗装が必要になるのです。

長い年数が経つと紫外線や風雨などの影響により、金属サイディング表面の塗膜は劣化していきます。そのため、外壁塗装などのメンテナンスをせずに長期間放置すると、サビが発生してしまうおそれがあります。

さらに腐食が進めば外壁材に穴が開き、雨漏りが発生するかもしれません。経年劣化による不具合の発生を防ぎ、建物を長期間維持するために、金属サイディングでも外壁塗装が必要です。

金属サイディングの種類

金属サイディングは、表面に塗装を施した金属を使った外壁材です。耐久性に優れているだけでなく、芯材に断熱材を使っているため、高い断熱性能があります。金属サイディングで使われる金属には、次の4種類があります。

  • ガルバリウム鋼板こうばん
  • 溶融亜鉛ようゆうあえんめっき鋼板
  • アルミニウム合金板ごうきんばん
  • ステンレス鋼板

それぞれの金属サイディングについて解説します。

ガルバリウム鋼板

金属サイディングのなかでもっとも使われているのが、ガルバリウム鋼板を表面に使った外壁材です。ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板のことで、アルミニウム55%、シリコン1.6%、亜鉛43.4%で構成されためっきが施されています。サビを防ぐ耐食性、耐用年数が長い耐久性に優れた鋼板です。

溶融亜鉛めっき鋼板

溶融亜鉛めっき鋼板は、スチール鋼板に亜鉛のめっきが施された鋼板です。トタン板と呼ばれる鋼板も溶融亜鉛めっき鋼板です。表面に傷ができたときに鉄のサビを防ぐ、犠牲防食ぎせいぼうしょくという効果を利用しています。ガルバリウム鋼板と比べると耐食性や耐久性は劣ります。

犠牲防食
亜鉛の鉄よりもサビやすい性質を利用して、鉄の代わりに亜鉛がサビることで鉄のサビを防ぐ。

アルミニウム合金板

アルミニウム合金板は、アルミニウム鋼板に塗装が施された外壁材です。アルミサイディングと呼ばれる外壁材がこれにあたりますが、商品によってはガルバリウム鋼板が使われているものもあるので注意が必要です。

アルミニウム鋼板を使っているので防サビ性に優れていますが、ガルバリウム鋼板と比べると高価です。

ステンレス鋼板

ステンレス鋼板は、文字どおりステンレスの鋼板を使っている外壁材です。サビにくいステンレスの特徴を生かした外壁材で、海の近くにあるなど塩害えんがいの影響を受ける地域で利用されることがあります。防サビ性や耐久性に優れる反面、施工を含めてコストがかかるので、採用する際には予算に応じた検討が必要になるでしょう。

塩害
塩分を含んだ潮風の影響を受けて、外壁などにサビが起こること。

金属サイディングの耐用年数の違い

金属サイディングの耐用年数には、次のような違いがあります。金属サイディングを採用する場合は、耐用年数も配慮して選びましょう。

金属サイディングの耐用年数
外壁材 耐用年数(年)
ガルバリウム鋼板 25~35
溶融亜鉛めっき鋼板 20~25
アルミニウム合金板 35~45
ステンレス鋼板 50

金属サイディングに外壁塗装をするタイミング

金属サイディングはどのタイミングで塗装をすればよいのでしょうか。

塗装の目安は築10~15年

金属サイディングの外壁塗装を検討するタイミングの目安は、築10~15年です。家を建てて10~15年も経つと、塗装のタイミングを示す劣化症状が金属サイディングにあらわれます。

塗装のタイミングを示す劣化症状

塗装のタイミングになっていることを示す劣化症状は次のとおりです。

  • チョーキング(白亜化はくあか
  • サビの発生(赤サビ・白サビ)
  • 塗装の剥がれ

それぞれの劣化症状について解説します。

チョーキング(白亜化)

チョーキングは、塗装のタイミングを知らせる劣化症状です。チョーキングは金属サイディングの表面を触ると、チョークの粉のようなものが手につく症状のことです。紫外線や風雨によって塗膜が劣化し、塗料に含まれている顔料が表面に出ている状態です。

塗膜が劣化しているため、放置すると金属サイディングにサビが発生します。さらに放っておくと腐食が進行して、表面に穴が開くなど雨漏りの原因になります。

サビの発生

サビの発生も塗装すべきタイミングを知らせています。金属サイディング表面に傷がついていたり、塗膜が劣化して防水性が低下したりするとサビが発生します。

なお、サビには以下の2種類あります。

赤サビ
鉄が水や空気に触れて酸化することで発生する酸化物
白サビ
アルミニウムや亜鉛のめっき表面が酸化して発生する、粉末状の白いサビ

どちらも放置すれば、表面に穴が開くなど劣化による被害を拡大させます。

塗装の剥がれ

過去に外壁塗装を行っている金属サイディングで、塗装が剥がれている症状が見られたら、外壁塗装を検討するタイミングです。塗料の密着性が低下して剥がれてきているため、金属サイディングの表面を保護する機能がなくなっています。見た目も悪いので、外壁塗装を検討する時期が来たと考えましょう。

この症状はいますぐ対応を!

サビが進行して金属サイディングに穴が開いている場合は、塗装では対応できません。金属サイディングの張り替えが必要です。また、金属サイディングの穴から水が浸入して柱など家の構造に悪影響が出ているおそれがあるため、施工会社の調査も必要です。

金属サイディングの穴は、すぐに対応が必要です。もし見つけたときは、早く施工会社に連絡をしましょう。

金属サイディングの劣化に気づいたら、まず施工会社に相談してください

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金属サイディングに塗装をするメリット、デメリット

金属サイディングは、高い耐久性を誇る外壁材です。だからといって、メンテナンスが必要ないわけではありません。表面へ塗る塗料の耐用年数は外壁材より短いため、塗装を行わなければ、チョーキングなどの劣化症状があらわれます。

劣化がそのまま進行すると外壁材が破損し、さらに劣化が進むと雨水が侵入する深刻な事態に発展してしまいます。

このような事態を避けるには、金属サイディングであっても、定期的な点検と塗装を行う必要があります。金属サイディングに塗装メンテナンスを行う、メリットとデメリットを解説します。

金属サイディングへ塗装をするメリットとデメリットには、次のものがあります。

塗装をするメリット
  • 家の外観を美しく保つ
  • 耐久性を向上させる
  • 断熱性能を保つ
塗装をするデメリット
  • 塗装には高額の費用がかかる
  • 工期中は生活に制限がある
  • 近隣に迷惑をかける

それぞれ詳しく解説します。

塗装をするメリット

金属サイディングそのものの耐久性は高いものの、その性能を保ち続けるには、外壁塗装が欠かせません。そのため、基本的に外壁塗装は行うべきです。次のようにメリットも少なくありません。

家の外観を美しく保つ

長持ちする金属サイディングを外壁材に選んだとしても、塗装を行わなければ、塗装が剥がれたり表面に傷がついたりして、サビが発生してしまいます。それだけでなく、経年劣化による色あせ、苔の発生があると美観を損ねてしまうでしょう。

現在、流通しているほとんどの塗料は防汚性に優れているため、塗装をすれば汚れがつきにくくなります。定期的に外壁を点検し、塗装のメンテナンスを行えば、新築同様に外観を美しく保てます。また、塗装の色を変更すれば、イメージチェンジもできるでしょう。

耐久性を向上させる

金属サイディングの耐用年数は種類によって異なり、ガルバリウム鋼板で25~30年、もっとも耐久性が高いといわれるステンレス鋼板にいたっては約50年といわれています。塗装を定期的に行えば、その高い耐久性を最大限に活かせるでしょう。

断熱性能を保つ

金属サイディングは金属の板と断熱材が一体となっているため、塗装で外壁材の劣化を防げば、断熱性能を保ち続けられます。また、塗料を選ぶときに、断熱・遮熱機能を持つタイプの塗料を選択すれば、さらなる断熱効果を期待できるでしょう。

塗装をするデメリット

金属サイディングを良好な状態で保つには、塗装は欠かせません。しかし、メリットばかりではないことにも注意が必要です。デメリットも理解したうえで、どのタイミングで塗装をするのかを決めましょう。

塗装には高額の費用がかかる

塗装すること自体に、デメリットがあるわけではありません。先に挙げたように耐久性を向上させて住宅を長く美しく保つには、外壁塗装は欠かせません。ただし、ある程度高額な費用がかかるため、気軽には行えないのです。早い段階から、計画的に準備しておくことが必要でしょう。

塗料のグレードによって金額は異なりますが、おおむね100万円前後の費用を見込んでおくとよいでしょう。また、工事費用には、足場の設置代が別途かかります。戸建て住宅の場合、15~20万円が目安です。

工期中は生活に制限がある

外壁塗装の施工中はサッシ周りなどを養生するため、窓の開閉ができなくなるほか、玄関の出入りができない時間もあります。また、ベランダにも足場や養生シートの影響が及ぶため、工期中は洗濯物が干せなくなります。

近隣に迷惑をかける

工期中は、足場仮設・職人の車の出入りや駐車・塗料の臭いなどで近隣に迷惑をかけることがあります。また、外壁塗装を行うときは、必ず高圧洗浄で汚れを落とすため、近隣に水の飛沫が飛び散ることも考えられます。

近隣とのトラブルを避けるために、あいさつは早めに行くことをおすすめします。当日ではなく、工事日程が決まった時点で行くとよいでしょう。

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金属サイディングの外壁塗装にかかる費用

金属サイディングの外壁塗装にかかる費用は、塗装面積によりますが、約80万~140万円が目安です。選ぶ塗料のグレードによっても費用は変わります。塗料選びのポイントと費用を合わせて見ていきましょう。

塗料選びのポイント

金属サイディングの外壁塗装に使用する塗料は、主に次の3つです。

  • フッ素塗料
  • シリコン塗料
  • ウレタン塗料

3種類のなかではフッ素塗料の耐用年数がもっとも長く、工事費用も高くなります。次いでシリコン塗料、ウレタン塗料の順になります。

フッ素塗料

フッ素塗料は、フッ素樹脂を主原料としています。耐久性、耐候性に優れた塗料で、耐用年数は15~20年と長いのが特徴です。性能が高い分、価格は高価になります。

シリコン塗料

シリコン塗料は、シリコン樹脂を主原料とする塗料です。耐用年数は、10~15年です。フッ素塗料には劣りますが、耐久性、耐候性に優れています。防汚性にも優れているため、塗装工事では標準的に使われています。

ウレタン塗料

ウレタン塗料はウレタン樹脂を主原料としています。耐用年数は7~10年です。シリコン塗料と比べて耐久性、耐候性は劣りますが、価格が安価なことがメリットのひとつです。密着性が高いという特徴もあります。

塗料ごとの耐用年数と塗装費用の目安

次の表は、塗料ごとの耐用年数と塗装費用の目安にしたものです。

塗料の費用の目安
  フッ素塗料(万円)
耐用年数15~20年
シリコン塗料(万円)
耐用年数10~15年
ウレタン塗料(万円)
耐用年数7~10年
30坪 120~160 100~140 85~125
40坪 135~175 115~155 100~140
50坪 150~190 130~170 115~155
60坪 165~205 145~185 130~170

塗装を検討される方は、費用と耐用年数のバランスから最適な塗料を選びましょう。

無機塗料を採用するときの注意点

先に紹介した3つの塗料以外に、無機塗料という塗料もあります。

塗装の劣化は、塗料に含まれる樹脂成分が紫外線で分解されるために起こります。無機塗料は、ガラスなどの無機物を主な原料にし、塗料に含まれる有機物を少なくして劣化の原因を減らしているため、耐用年数が約20年と長いのが特徴です。

しかし、次のことに注意が必要です。

  • 費用が高額
  • 正しく施工しないとひびが入る

採用を検討されている方は、無機塗料の施工実績がある塗装業者を選びましょう。

外壁塗装の費用を抑える方法

外壁塗装にかかる費用は決して安くはありません。しかし、次の方法を行うことで、無駄な費用がかからないようにできるでしょう。

  • 外壁塗装の費用相場を知る
  • 塗装業者としっかりと話し合う
  • 複数業者から見積もりを取り比較する

それぞれの方法について解説します。

外壁塗装の費用相場を知る

費用相場を知ることで、塗装業者から出てきた見積もり内容が適正な価格なのか判断できます。相場より高い金額であれば、理由を必ず確認しましょう。

正当な理由がなければ、悪徳業者の可能性もあるので気をつけてください。

施工会社としっかりと話し合う

外壁塗装の内容についてしっかりと業者と話し合ってください。希望する施工内容が過剰になっている可能性もあります。プロ視点のアドバイスをもらうことで、適正な施工内容の外壁塗装を行えるでしょう。

施工会社としっかり話し合うことで、無駄な費用を抑えられます。

複数業者の見積もりを取り比較する

適正な施工費用や施工内容を知るには、複数の施工会社に相談することが大切です。外壁塗装を行うときは、複数の施工会社に相談し、見積もりを比較してから依頼する会社を選びましょう。

外壁塗装は悪質な業者もいるため、施工費用の比較は欠かせません。無駄な費用をかけず、適正な施工を行うために、必ず比較しましょう。

注意点として、見積もりがもっとも安い施工会社がよいとは限りません。悪質な施工会社はあとから追加工事として費用を要求することもあります。施工内容についてよく話し合い、信頼できる施工会社に依頼しましょう。

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