コロニアル屋根の塗装を徹底解説!補修方法や費用の相場も紹介

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コロニアル屋根の塗装を徹底解説!補修方法や費用の相場も紹介

コロニアル屋根は、多くの一戸建て住宅で使用されている、とても軽量で安価な屋根材です。 コロニアル屋根の特徴や、劣化したときの症状、その補修方法について解説します。

コロニアル屋根の特徴

コロニアル屋根は、ケイミュー株式会社から発売されている「スレート」という屋根材の商品名です。スレートという屋根材は、セメントを薄く板状に加工した屋根材です。 コロニアルのシェアが非常に高いため、スレートの通称としてコロニアルといわれています。ほかにもスレートは「カラーベスト」と呼ぶこともありますが、意味は同じです。 コロニアル屋根の特徴は次のとおりです。

  • 価格が安い
  • 軽量
  • 耐久性が低い
  • 定期的なメンテナンスが必要

それぞれについて解説します。

価格が安い

屋根材には瓦や金属系屋根がありますが、コロニアル屋根はほかの屋根材より5割以上も安価です。 コロニアル屋根は、1㎡あたり約4,300円ですが、瓦や金属系屋根は1㎡あたり約8,000円します。価格が安いため、コロニアル屋根は多くの住宅で採用されています。 コロニアル屋根は施工実績のある業者が多く、施工費用の価格競争が起こっているため、屋根工事の費用を抑えることができます

軽量

コロニアル屋根は、非常に軽いことも特徴のひとつです。屋根材が軽くなるため家の重心が下がり、地震の揺れを軽減します。 巨大地震のリスクを軽減する屋根材として、多くの家で採用されています。

耐久性が低い

コロニアル屋根は薄い板でできているため、耐久性が低いです。荷重や強風で割れてしまうことがあります。 台風の強風や地震などの衝撃を受けると、コロニアル屋根は割れてしまいます。荷重にも弱いため、コロニアル屋根の上に乗って作業を行うときは注意が必要です。 また、凍結にも弱いため、寒冷地には向いていません。

定期的なメンテナンスが必要

耐久性が低いため、定期的なメンテナンスが必要です。 ひび割れを放置してしまうと、家の構造体に影響が及んでしまいます。 台風が通過して天候が落ち着いたら点検し、速やかに破損箇所を補修しましょう。コロニアル屋根は急な衝撃に弱いため、点検する際は慎重に乗ってください。

コロニアル屋根にあらわれる劣化症状

劣化した屋根

屋根がさらされている環境は、非常に過酷です。そのため、年月が経過すると劣化症状があらわれます。 これから解説する劣化症状があらわれていたら、補修するようにしましょう。 コロニアル屋根にあらわれる劣化症状は、次のとおりです。

  • 色あせ
  • 棟板金の劣化
  • 藻やカビの発生
  • 反りやひび割れ

それぞれの劣化症状について解説します。

色あせ

太陽の熱や紫外線・雨風によって、塗装の色が変色したり、退色したりします。変色や退色は、塗装に含まれる樹脂が劣化することであらわれます。 色あせは劣化の初期症状です。すぐに塗り替える必要はありませんが、劣化が進行している認識を持っておくことが大切です。色あせから2〜3年以内には、塗り替えを検討しましょう。 色あせが進行すると、チョーキングという劣化症状が出てきます。チョーキングは塗料に含まれている顔料が浮き出ている状態で、指で塗膜をなぞると白い粉がつきます。 そのまま放置すると、近いうちにコロニアルのひび割れや塗膜の剥がれが起こります。1年以内に塗り替えを検討しましょう。

棟板金の劣化

屋根の組み立ては、家の骨組みの上に野地板(のじいた)、防水シート、屋根材を順に重ね、頂点に棟板金(むねばんきん)という板金を乗せて完成します。棟板金には、屋根材の隙間を覆い、雨水の侵入などを防ぐ役割があります。 棟板金は固定している釘が浮きあがることで、棟板金そのものが浮きあがったり、強風で飛ばされてしまったりすることがあります。それによって、雨漏りが発生します。 釘が浮きあがっているのを見つけたら、棟板金を取り換える工事が必要です。

藻やカビの発生

藻やカビは、湿気が多い場所や水たまりの近くで繁殖します。 勾配不良を起こしている場所や、コロニアル屋根の継ぎ目の段差付近などは、藻やカビが繁殖しやすい場所です。 繁殖している藻やカビを放置すると、塗膜の劣化を早めます。すぐに塗り替える必要はありませんが、洗浄して藻やカビを除去しましょう。

反りやひび割れ

コロニアル屋根の防水機能が低下して、雨などの水を含んで膨れる・乾燥するといった状態を繰り返すことで反りが生じます。反ったコロニアル屋根を放置していると、ひび割れが起きます。 反りやひび割れが起こると、屋根材の下に水が浸入して雨漏りや構造体の腐食につながります。定期的に屋根を点検して、反りやひび割れを見つけたら補修を行いましょう。

コロニアル屋根の補修方法

コロニアル屋根の劣化で起こった状況によって、補修方法が異なります。コロニアル屋根の状況ごとの最適な補修方法は、表のとおりです。

状況ごとの補修方法
コロニアル屋根の状況 最適な補修方法
色あせ 屋根の塗装工事
反りやひび割れ 屋根重ね葺き工事(カバー工法)
屋根材としての強度が保てないほどの反りやひび割れ 屋根葺き替え工事
棟板金の劣化 棟板金の交換工事

屋根の塗装工事

既存の塗装を剥がして、新しく塗装を施す工事です。 コロニアル屋根の塗装工事では、縁切りという作業が必要になります。縁切りとは、塗料で屋根材の重なりが埋まった状態を切り離して隙間を作る作業のことです。縁切りを行わないと、雨水が浸入します。 カッターなどを使って縁切りを行うと屋根を傷つけてしまうことがあるため、タスペーサーという部品を使うこともあります。タスペーサーは屋根材が重なる部分に差し込む部品で、隙間を作ることで縁切りの作業をなくします。 屋根の塗装工事の費用相場は、約80万円です。塗装する面積、使用する塗料によって、費用は大きく変動します。

屋根重ね葺き工事(カバー工法)

屋根重ね葺き(かさねぶき)工事とは、既存の屋根の上に、新しく重ねるように屋根材を取り付けていく工事です。カバー工法ともいいます。既存の屋根材を撤去する費用がかからないため、屋根材の葺き替え工事よりも費用を抑えられます。 屋根重ね葺き工事の費用相場は、約120万円です。使用する屋根材で費用が大きく異なります。近年では、耐久性が高い金属屋根が注目を浴びています。ガルバリウム鋼板は費用が安く、耐久性にも優れている屋根材です。 屋根重ね葺き工事を行うときは、業者と相談して最適な屋根材を選びましょう。

屋根葺き替え工事

屋根葺き替え工事とは、野地板、防水シート、屋根材を葺き替える工事です。 劣化が激しいコロニアル屋根の場合、野地板まで痛んでしまうことがあります。その場合は、屋根重ね葺き工事が行えないため、屋根葺き替え工事を行います。 屋根葺き替え工事では、既存の屋根材を撤去する費用がかかるため、費用の相場は約200万円ほどです。 20年以上前の古いコロニアル屋根には、アスベスト(石綿)が混ざっています。アスベストを含むコロニアル屋根は、処分に費用がかかるため高額になります。またアスベストを含むコロニアル屋根は撤去が必要になるため、屋根重ね葺き工事による補修はできません。

棟板金の交換工事

棟板金を交換する工事です。劣化の状況によっては、棟板金の下地も交換します。費用の相場は約50万円です。塗装と同じく10年前後でメンテナンスが必要です。 劣化症状別に補修方法を解説しましたが、野地板の傷み具合などは、プロが見て判断する必要があります。屋根塗装を行ってから10年ほど経過したら、塗装業者に点検してもらいましょう。早めに補修することで、補修費用を安く抑えられます。

コロニアル屋根を塗装する方法

コロニアル屋根を塗装で補修する方法には、自分で作業を行うDIYと、業者に依頼する方法があります。 費用を抑えるにはDIYが向いていますが、業者に依頼することで完璧に施工してもらえます。

自分で塗装する

コロニアル屋根の塗装を自分で行うDIYは、大きく費用を抑えられます。塗装に必要な道具や塗料は、ホームセンターなどで買うことができます。 しかし、屋根塗装を自分で行うことはおすすめできません。高所での作業は、非常に危険です。また、塗装を行っただけで補修できたかどうかの判断がアマチュアには困難です。 うまく補修ができていなかった場合、数年で塗装が剥がれ、再び塗装することになります。 費用は高くなりますが、プロの業者に依頼することをおすすめします。

業者に依頼する

屋根の塗装を業者に依頼することで、屋根の状態に応じた適切な補修が受けられます。 屋根の塗装を業者に依頼するときは、コロニアル屋根の塗装が得意な業者に依頼しましょう。業者のWebサイトで施工実績やアフターフォロー、保証内容を確認してください。複数の塗装業者に相談して、もっとも適した塗装業者を選びましょう。

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複数の塗装業者に相談や見積もりを依頼するには、時間と手間がかかります。そのため、複数の塗装業者を比較したいときは、一括査定サイトの利用がおすすめです。 一括査定サイトでは、物件の簡単な情報を入力するだけで、無料で複数の塗装業者に相談と見積もりを依頼できます。

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