【外壁の仕上げ!キレイに保つには?】最も適した種類と方法を伝授!

更新日:
外壁のリシン仕上げ

外壁の仕上げをキレイに保ちたい方は、乾式工法の「サイディング張り」「乾式タイル張り」がおすすめです。

乾式工法とは水が不要な素材を使用して、外壁の仕上げや下地を作る工法のことです。サイディング張りは、板状の外壁材を張り付ける方法です。乾式タイル張りはタイルを専用金具に引っ掛けて取り付け、目地材を敷き詰めてふさぐ方法です。

本記事を最後までご覧いただくと、乾式工法の「サイディング張り」「乾式タイル張り」が外壁の仕上げにおすすめの理由がわかるはずです。最も適した方法で外壁を仕上げたい方は、ぜひ参考にしてください。

まずは、仕上げの種類を知ろう

外壁の仕上げは塗装方法や塗料に左右されます。

外壁は住宅の耐久性にも関係するもので、とくに建物を支えるための耐力壁(たいりょくかべ)(たいりょくへき)が風や雨などで劣化すると、耐力壁としての強度が失われ、耐震性や耐久性などの重大な性能低下を招いてしまいます。

ここでは、外壁の耐久性に影響する外壁仕上げの種類と特徴を解説します。

外壁の種類

「外壁仕上げ」の種類を説明する前に、外壁の種類を把握する必要があります。なぜなら、塗装をする際に外壁の種類を知っておかないと、適切な塗装方法を選択できないからです。

外壁の種類
外壁の種類 外壁仕上げの種類 塗り替えの場合の塗装の種類
湿式しっしき湿式工法※1 タイル張り 塗り替え不要
吹付タイル 下地状態がよい場合は上塗りのみ
スタッコ
リシン吹付
乾式かんしき工法※2 乾式タイル張り 塗り替え不要
サイディング張り 素材に合った塗装
湿式しっしき湿式工法※1
コンクリートなど水が必要な素材を使用して、外壁の仕上げや下地したじを作る工法。
乾式かんしき工法※2
水を用いない素材を使用して、外壁の仕上げや下地を作る工法。

湿式湿式工法の外壁下地は、ほとんどモルタル塗りの壁(モルタルを塗った仕上げ)です。モルタルとはセメント、砂、水を組み合わせてできた材料のことです。

湿式工法のコンクリート住宅ではコンクリートの素地に直接、吹付タイルやスタッコまたはリシン吹付を行うケースもあります。

湿式工法は乾燥させる工程が必要なため、養生期間を設ける必要があったり、天候に左右されてほかの作業との調整が必要になったりと、手間やコストがかかります。

そのため現代では工程の狂いを抑えられる乾式工法が採用され、ほとんどの住宅がサイディング張りになっています。サイディング張りの住宅とは、板状の外壁材を張り付けた住宅のことです。

モルタル仕上げとは

モルタル仕上げは、厚みや材質感のある外壁にできます。しかし、外壁をモルタルで仕上げるケースは少ないです。

モルタルは防火性能が高く、サイディング張りが主流になる前は、外壁の材料として広く使用されていました。しかし「ひび割れ」しやすいため、ひび割れを防ぐには厚く塗って乾燥期間も長くする必要があります。

効率が悪いと考える人が多く、徐々に使われることが少なくなり、現代はサイディング張りが主流です。一方でひび割れを防ぐ方法として「耐アルカリ性のグラスファイバー」を混ぜる方法があり、モルタル仕上げ自体は減っているもののモルタル壁を専門とした工務店は増えています。

モルタル仕上げには特殊な方法として「ドイツ壁」という、モルタルを「ササラ」という「ほうき」のような道具ではね飛ばして、壁に付着させる方法があります。

しかし、塗装方法で多いのはモルタルのうえに吹き付けタイル・スタッコ・リシン吹付といった、仕上げ塗装をする方法です。

吹き付けタイル・スタッコ・リシン吹付は凹凸模様の大きさに下記のような違いがあります。

  • 吹付タイルは大きな凹凸が多い
  • スタッコは吹付タイルよりは細かな凹凸になる
  • リシン吹付は大きめな砂を吹き付けたように、細かな凹凸ができる

外壁の湿式工法といえば、上記の3種類の仕上げ塗装のうちのどれかですが、「ジョリパット」のような商品名が一般名称のように使われている塗装方法もあります。

スタッコ仕上げとは

スタッコは漆喰しっくいの一種で凹凸模様が特徴です。

凹凸模様をつくるためにスタッコを吹き付け、吹き付けたスタッコのうえに仕上げの塗料をコーティングします。塗り替えなどの再塗装をする際、スタッコ自体が壁にしっかり付着している場合は仕上げの塗装だけで十分です。

凹凸模様が剥がれる、あるいはひび割れしている場合は、スタッコの補修をしたうえで上塗りをします。しかし、外壁全体に劣化が見られる場合はスタッコを全面的に剥がしたあとに、再塗装する必要があります。

外壁塗装の費用と選び方

湿式工法の外壁はタイル張り以外、最終的な仕上がりを塗装で終えることが多いです。外壁塗装の見積書にはたくさんの項目が記載されるため、まずは外壁塗装の手順と費用内訳を確認しておきましょう。

外壁塗装の手順と費用内訳は以下のとおりです。

  1. 足場掛け払い:工事用の足場費用
  2. 養生ネット:足場からの落下防止や塗料の飛散防止のためネット
  3. 高圧洗浄:劣化した下地の除去や汚れの除去
  4. 下地処理:下地の破損部分の補修
  5. シーリングの打ち替え:目地や窓枠まわりの劣化したコーキングの撤去・打ち替え
  6. 下塗り:外壁部分の下塗りの材料費+人件費
  7. 中塗り:外壁部分の中塗りの材料費+人件費
  8. 上塗り:外壁部分の上塗りの材料費+人件費
  9. 付帯部塗装:幕板や破風、軒天、配管カバーなど付帯部分の塗装費用
  10. 諸経費:工事現場ごとに計上する一般管理費など(記載しない場合もあります)

外壁塗装の費用は湿式工法と乾式工法や、下塗り、中塗り、上塗りの塗料の単価によって大きく変わります。以下で主な塗料別の工事単価を紹介しますので参考にしてください。ただし、地域や塗装業者によって単価は異なります。単価の目安程度にお考えください。

塗料(塗装)別の外壁仕上げの単価相場
外壁仕上げ方法 塗料(塗装)の種類 目安の単価(円/m2
モルタル塗り壁の仕上げ 吹付タイル(フッ素) 4,500~5,000
吹付タイル(シリコン) 4,000~4,500
吹付タイル(ウレタン) 3,000~4,000
スタッコ
リシン吹付 2,000~3,000
サイディング壁の仕上げ フッ素 3,000~4,500
シリコン 2,000~3,500
ウレタン 2,000~2,500
アクリル 2,000

塗料の種類を選択する基準の1つは耐用年数です。一般的にいわれる最長の耐用年数の目安は、以下のとおりです。

  • フッ素塗料:20年前後
  • シリコン塗料:15年前後
  • ウレタン塗料:10年前後
  • アクリル塗料:7年前後

耐用年数が長いものほど費用も高くなります。耐用年数が短いものは工事費を低く抑えられますが、再塗装の頻度が多くなってしまいます。

外壁をキレイに保つ方法と注意点

外壁をキレイな状態で保ち続けるには、ひび割れや紫外線による劣化といった外壁性能に影響を及ぼす要因を除去し、できるだけ長く外壁表面のコーティングを長持ちさせる必要があります。コーティング性能を維持できると、壁のキレイな状態が長続きします。

ここでは、外壁をキレイに保つ方法と注意点を紹介します。

乾式工法でサイディング材を張る

外壁のキレイな状態を維持しつつも、あまりコストをかけたくない方は、サイディング材を張る乾式工法が適しています。

サイディング材は素材別に次のような種類があります。

  • 金属サイディング(アルミ製・ガルバリウム鋼板製・ステンレス製)
  • 窯業系サイディング
  • 木質系サイディング
  • 樹脂サイディング

サイディングを製造するメーカーは、汚れにくく耐久性の高いサイディングの研究開発を行っています。コーディング剤として光触媒ひかりしょくばいやUVコーティングを施したサイディングは、新築時のキレイさを一定期間維持できます。

なお、乾式工法ではサイディング材を張る以外の工法として、乾式タイル張りを取り付ける方法があります。乾式タイル張りはタイルを貼り付けるのではなく、専用金具に引っ掛けて取り付け、目地材を敷き詰めてふさぐ方法です。耐候性が高く外壁の材料としては理想的な素材とされています。

湿式工法でモルタルのうえにタイルを張る

湿式工法はモルタルのほかに土壁、漆喰、石膏せっこうなどがありますが、モルタルは耐用年数が長くいろいろと応用の効く素材です。

モルタルのうえにタイルを張ると外壁の耐久性を高め、汚れにくくいつまでも美しい外壁を保てます。しかし、その分費用がかかるのが難点です。

湿式工法の場合は「ひび割れ」が生じやすいことが弱点であり、ひび割れが生じた場合、美観の面、そして耐久性の面で課題です。

外壁のメンテナンスをする

外壁のメンテナンスは、主に表面に施されたコーティングのメンテナンスです。塗装の上塗りもコーティングの役割があり、塗料の種類により耐久年数が異なります。

下記に、従来から使用されている塗料素材を耐久性の高いものから順に並べました。

  • フッ素
  • シリコン
  • ウレタン
  • アクリル

塗料は研究開発が行われており、最近では「ナノテクノロジー塗料」や「ハイブリッド塗料」などのさらに耐久性を高めた塗料や、地球環境を考慮した素材が生まれています。

また、コーティングのメンテナンスはコーティングする面に対する「付着性」が重要です。コーティング塗料の性能が優れていても、塗装する面の下地との適合性が悪いと簡単に剥がれてしまい、メンテナンスの意味がなくなってしまいます。

素材同士の適合性をチェックして塗装する必要があるため、外壁塗装は塗装の専門家に依頼しましょう。

依頼時に確認したいこと

外壁塗装を塗装業者に依頼するときに確認したいポイントは、次の3点です。

  • 工事内容(見積書の確認と保証の有無)
  • 将来のメンテナンス(塗料の選択と再塗装の時期)
  • 工事期間中の事故・トラブルへの対策(近隣対策と賠償責任保険の加入)

以下で詳細を説明します。

工事内容(見積書の確認と保証の有無)

工事内容の適正度で確認したいポイントは次のとおりです。

  • 塗装を行う部位と行わない部位
  • 部位ごとの塗料の種類と耐用年数
  • 塗装部位の数量と計算方法
  • 劣化した下地の補修範囲と方法
  • 工事項目ごとの単価の妥当性
  • 工事後に生じる不具合に対する保証の有無と免責事項
  • 見積書に基づいた工事契約の書面契約または電子契約

以上の項目を確認し、施工会社との間で書面やメールなど、記録として保存できる状態にすることが大切です。見積書の内容をしっかり把握し理解するようにしましょう。

将来のメンテナンス(塗料の選択と再塗装の時期)

塗料の種類は多数あり、それぞれの耐用年数も異なります。耐用年数が到来するころには再塗装が必要であり、塗装する部位によって再塗装の時期が異なる場合があります。

部位ごとにおおよその再塗装時期を業者に確認し、メンテナンス費用を積み立てるなどの準備が必要です。

また、塗装には足場が必要になることが多く、再塗装時期が異なる部位で足場が必要になる場合は、その都度足場を掛ける必要があります。足場の工事費用は20万円前後を超えることもあるため、節約したい費用のひとつです。

さらに、部位ごとに塗料の種類が変わる場合は、再塗装の時期に合わせられる塗料を選択することも大切です。

工事期間中の事故・トラブルへの対策(近隣対策と賠償責任保険の加入)

工事期間中に自然災害や人為的なミスにより、近隣に損害を与えることは少なくありません。

工事着手前には近隣への挨拶はもちろんのこと、工事用車両による交通事故や足場からの材料・工具などの落下、強風による資材の飛散や足場の倒壊などの安全対策には、十分注意する必要があります。なぜなら、事故の直接的な原因が工事業者であっても、発注者が責任を問われるおそれがあるからです。

施工会社は建設工事保険に加入するのが一般的ですが、近隣などへ損害を与えた場合の第三者に対する賠償責任負担を補償する「第三者損害賠償保険」について、加入状況や摘要条件などを確認しておくことが大切です。

外壁の仕上げを依頼するなら、ぬりマッチがおすすめ

外壁の見た目は実際に施工する職人によって左右されます。

経験年数の浅い職人に仕上げを担当された場合は、期待と異なる仕上がりになる場合があります。そのため、できるだけ経験も実力もある熟練の職人に仕上げを担当してもらいたいところです。

しかし、熟練の職人がいる会社を数ある外壁塗装会社の中から見つけるのは難しいでしょう。外壁塗装の一括査定サイト「ぬりマッチ」なら、簡単に熟練の職人を見つける手助けができます。ぬりマッチは、完全無料で外壁塗装会社に一括で見積もり依頼ができるサービスです。

見積もりを依頼できる会社は、書類審査と電話でのヒアリング調査をもとに「優良」と判断した会社のみですので、ぜひ信頼して利用してください。

【無料】見積もりは必ず複数社に依頼して、外壁の仕上げが得意な会社を見つけましょう!

複数社に見積もり依頼

複数社に見積もり依頼

私、白井が全力でサポートします。今すぐ無料相談する