そのため、専門知識が豊富な信頼できる業者に修理を依頼する必要があります。費用が安いだけの悪徳業者にはだまされないようにしましょう。
雨樋の修理はどこに頼む?選択肢は6つある
雨樋の修理を依頼する際の選択肢は、以下の6つです。
- ハウスメーカー
- 工務店
- ホームセンター
- 塗装業者
- 屋根工事専門業者
- 地元大工
ハウスメーカー
ハウスメーカーは、雨樋だけでなく住宅に関するすべての事項について対応してくれる万能な依頼先のひとつです。住宅を建てたハウスメーカーに相談するのもよいでしょう。
実際に施工を行うのは下請け業者や孫請け業者のケースが多いですが、施工管理体制や施工完了チェック、保証体制などが整備されています。
体制が整っており会社の規模が大きいため信頼性が高いですが、費用が高くなる傾向があります。
工務店
工務店もハウスメーカーと同様に、住宅に関するすべての事項について対応してくれます。工務店が建てた住宅であれば、同じ工務店に頼むのが最もスムーズです。
ハウスメーカーとは異なり地域密着型で運営している工務店も多く、間違った工事をされる可能性は低いでしょう。
ただし、ハウスメーカーのような管理体制や施工完了時のチェック体制などは整備できないため、職人の腕次第ともいえます。
その分費用が安くなる傾向にあるため、腕前のよい職人に当たれば、コストパフォーマンスが非常によい選択肢です。
ホームセンター
最近では、コメリやコーナン、カインズホームなどの大手ホームセンターがリフォームを行える体制を築いています。いつものホームセンターで依頼できる気軽さがメリットといえるでしょう。
ホームセンターで雨樋修理を頼むと、ホームセンターと提携している屋根や雨樋の専門業者が工事を行ってくれます。
ハウスメーカー同様に、下請け業者を使った工事のため、やや費用が高くなる傾向があります。
また、ハウスメーカーのような施工管理体制や施工チェック体制がなく、下請け業者任せのところがあるため、職人の腕次第で良し悪しが決まります。
屋根や雨樋の専門業者
屋根や雨樋の専門業者の多くは、普段ハウスメーカーや工務店の下請けで施工しています。チェック体制がある中で修理を行っているため、ハウスメーカーや工務店と変わらない技術力を持っています。
ただし、屋根や雨樋専門業者だけで施工すると、管理が行き届かないおそれもあります。
費用は安いため、工務店と同様に腕前のよい職人に当たればコストパフォーマンスは高いといえます。
塗装業者
屋根や外壁の塗装を行っている塗装業者に頼む選択肢もあります。屋根や外壁の塗装と合わせて雨樋の修理も依頼すると足場の設置が1回で済むため、節約ができます。
屋根や外壁は、定期的に塗装などのメンテナンスを行う必要があります。工事中は近隣への配慮なども求められるため、別のタイミングで行って二度手間になるよりは、雨樋の修理と同時に行うのがおすすめです。
ただし、塗装業者は普段、雨樋を専門としていないため、雨樋だけで依頼すると下請け業者へ頼むことになり割高となる可能性もあります。また、下請け業者は選べないため、腕前の良し悪しはわかりません。
依頼する際は、信頼できる塗装業者を慎重に比較検討しましょう。
地元大工
昔から、住宅のことはなんでも相談できる大工の存在があります。雨樋だけでなく、建具の開閉不良や、屋根や外壁の補修、内装の補修など建築に関することに精通しているのが特徴です。
また、一人親方の大工が多く、費用を安く抑えられます。
ただし、最近はそのように頼れる大工の存在がかなり少なくなり、見つけるのは難しいでしょう。どうしても依頼したい場合は、知り合いのつてに頼るしかありません。
【一覧表】雨樋修理の依頼先
雨樋修理の依頼先を下記の一覧表にまとめました。
依頼先 | 特徴 | デメリット | 費用 |
---|---|---|---|
ハウスメーカー | しっかりした管理体制により、信頼性が最も高い | 費用が高くなる傾向がある | 最も高くなる傾向 |
工務店 | 地域密着型による信頼性の高さ | 職人の腕前次第 | 業者によって差がある |
ホームセンター | 気軽に依頼できる | 下請け業者任せ、職人の腕前次第 | やや高くなる傾向 |
屋根や雨樋の専門業者 | 普段は下請け業者として活躍している会社が多い | 職人の腕前次第 | 業者によって差がある |
塗装業者 | 屋根や外壁塗装と合わせて依頼すると効率的 | 雨樋だけの依頼は下請け業者任せになることもある | 業者によって差がある |
地元大工 | 信頼性が高い、安価 | 大工の存在が少なくなっている | 安価 |
雨樋の修理業者選びでやりがちな失敗
雨樋の修理業者を選ぶ際にやりがちな失敗は、以下の3つです。
- 飛び込み営業をされて焦って契約をする
- 金額の安さだけで業者を選ぶ
- 自分で修理する
飛び込み営業をされて焦って契約をする
屋根や雨樋専門業者の中には、一軒一軒に飛び込み営業をかけるところもあります。よくあるのは、「いますぐ修理しないと危険」などの不安をかき立て、すぐに工事契約を進める手法です。
また、以下の口説き文句もよく使われています。
- 今日中に契約すると特別割引ができる
- 無料点検をする
そもそも、飛び込み営業が必要なくらい仕事がない業者は危険です。普段からよい仕事ができず仕事が回って来ない業者、または、新しく立ち上げたばかりの会社の可能性が高いです。
もちろん中には優良な業者もいますが、悪徳業者の可能性もあるため、すぐに契約はしないようにしましょう。
金額の安さだけで業者を選ぶ
とにかく雨樋の修理を安く済ませたい気持ちは、誰しも持っている心理です。
それを逆手に取った安い金額を掲載し、いざ工事をすると追加やオプション工事が発生し、高い金額を請求されることもあります。
金額の安さだけで業者を選ぶのは危険です。複数の業者を比較して適正価格を把握したうえで、慎重に選びましょう。
自分で修理する
雨樋修理の工事費を最も安く抑える方法は、自分で修理をすることです。ホームセンターなどで雨樋の材料などを購入し、自分で修理すれば1万円もかかりません。
しかし、建築系の仕事をしているなど専門知識と技術を持っている場合は別ですが、知識や技術のない素人が雨樋の修理をするのは非常に危険です。
どこの業者に頼めばよいかわからないからと、自分で修理するのはやめましょう。
雨樋は屋根の先端に設置されているため、高所での作業となり、足場などの安全対策も必要です。
また、適切な修理が行われないまま放置すると、逆に想定していないところへ雨水がまわり込み、建物の外壁劣化や建物内への漏水のリスクもあります。
雨樋修理の依頼先を選ぶポイント
修理を依頼できる業者はハウスメーカーだけでも数十社あり、工務店や専門業者、ホームセンターなども探せば無数の業者が選択肢に挙がります。
雨樋の修理をどこに頼むかを検討するときは、以下の3つを重視すれば失敗のリスクが低いでしょう。
- 実績や口コミから信頼のおける業者をピックアップ
- 施工写真や顧客とのやり取りをブログでUPしている業者は信頼性が高い
- 必ず複数社に見積もりを依頼する
実績や口コミから信頼のおける業者をピックアップ
雨樋の修理を行う業者の中には、利益だけを優先する悪徳業者もたくさん存在します。そのため、実際に施工して問題がなかった実績を確認するのが大切です。
また、インターネットの口コミもひとつの目安にはなります。
実績やインターネットの口コミを確認し、信頼のおける業者をピックアップしましょう。あくまでも参考程度ではありますが、失敗するリスクを下げられます。
施工写真や顧客とのやり取りをブログでUPしている業者は信頼性が高い
規模が小さい会社でも、ホームページやブログをマメに更新していることがあります。
- 施工している状況
- 完成写真
- 施工後の状況
上記などを詳しく掲載している業者は、真摯に仕事に向き合っている場合が多く、信頼性は高まります。
また、顧客との実際のやり取りをブログにアップしている場合があります。密なコミュニケーションが取れる証拠ですので、安心して雨樋の修理を任せられるでしょう。
必ず複数社に見積もりを依頼する
雨樋修理の契約前に、複数社に見積もりを依頼して比較検討すれば、適正価格を把握できます。また、対応を比べることで、信頼できる修理業者を見つけられるでしょう。
雨樋の修理をどこに頼むか悩んだら、まずは屋根塗装や屋根工事の一括見積もりサイト「ぬりマッチ」を利用しましょう。
屋根塗装や屋根工事がメインのサービスですが、全国多数の施工会社が加盟しているため、雨樋の修理も対応できます。もちろん対応していない加盟店もあるため、利用時に「雨樋の修理がしたい」と伝えてください。
雨樋だけでなく外壁や屋根が劣化している場合は、同時に依頼をすればお得にメンテナンスができます。
ぬりマッチは、金額のイメージだけでなく業者の対応やサービスの違いも把握できるため、業者選びで失敗する危険性が低くなります。完全無料のサービスですので、気軽に活用してみましょう。
雨樋の修理に関するよくある質問
- 雨樋の修理はどこに頼む?
- ハウスメーカー、工務店、ホームセンター、塗装業者、屋根工事専門業者、地元大工という選択肢があります。ハウスメーカーは体制が整っており会社の規模が大きいため信頼性が高いですが、費用が高くなる傾向があります。また、塗装業者に屋根や外壁の塗装と合わせて雨樋の修理も依頼すると、足場の設置が1回で済むため、節約ができます。
- 雨樋の修理業者選びで気をつけるべき失敗はある?
- 飛び込み営業をする業者は、優良な業者もいますが悪徳業者の可能性もあるため、すぐに契約はしないようにしましょう。また、金額の安さだけで業者を選ぶと、工事をすると追加やオプション工事が発生し、金額を請求されることもあります。