「屋根塗装は意味ない」は大間違い!しないとどうなる?

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「屋根塗装は意味ない」は大間違い!しないとどうなる?

マイホームの屋根の塗装が汚くなってきたら塗装工事を検討したいけれど、莫大な費用がかかるからやりたくないという方もいるようです。しかし、屋根塗装は必要な時に塗装をしないと、後で大変なこととなってしまい、さらに多くのリフォーム費用がかかってしまいます。

屋根塗装をすることにはどのような意味があるのか、本記事で確認してみましょう。

屋根塗装の必要性

屋根の塗装というのは、定期的に行う必要があります。まずは、なぜ定期的な屋根塗装が必要なのか、その理由を紹介します。

屋根のきれいさを保つため

1番分かりやすい屋根塗装の必要性といえば、屋根のきれいさを保つことではないでしょうか。経年劣化により屋根塗装の色や艶がなくなっていき、屋根のきれいさは失われてしまいます。

屋根は建物の頂点にあるから見えにくいと思って塗装工事を避ける方もいるようですが、遠くから建物を見ると屋根はしっかり見えます。屋根が汚いと建物全体も汚く見えるので、建物のグレードも低くみられてしまいます。

さまざまな弊害から屋根素材を守るため

屋根に使っている金属板や瓦、スレート(カラーベストやコロニアル)などの素材は、紫外線や雨、サビなどの弊害に耐性がありません。そのため、塗膜が劣化して屋根材を守ることができなくなってしまうと、すぐに劣化してしまいます。屋根材がダメになり使い物にならなくなるので、屋根材の取り替えから必要となり莫大なリフォーム費用がかかってしまいます。

塗膜により屋根材を守ることにより、外的要因の影響を最小限に抑えることができます。

また、金属製の屋根材の場合には、経年劣化によってサビが発生することがあります。屋根材を保護している塗膜の劣化によって、金属部分が表出することがサビの原因です。定期的に屋根塗装を行うことで金属製の屋根のサビを防止できます。

太陽の光や熱を防ぐため

塗膜に劣化がはじまることで太陽光や熱から屋根材や建物を守ることができなくなるので、夏暑く冬寒い最悪な建物となってしまいます。屋根の塗膜がしっかりしていれば、結果として冷暖房費の削減につながるなど、建物の性能を向上させられます。

屋根という建物の頂点から建物を守らないと建物全体がダメになるので、屋根の塗膜は常に頑丈な状態をキープしないといけません。

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屋根塗装をしないとどうなるのか

それでも、屋根塗装はお金がかかるのでやりたくないと思う方もいると思います。しかし、屋根塗装を行わないと、受けるダメージは相当のものです。屋根塗装をしないことでどのようなダメージを受けてしまうのでしょうか。

屋根塗膜で屋根材を守ることができなく雨漏りが発生する

屋根塗膜で屋根材を守ることができなくなると、屋根材が劣化し、屋根の中に雨水などの水分が入り込んでしまいます。

屋根の下地には防水シートが敷いてあり、雨が建物内部に入っていかないように防いでいます。しかし、屋根材から雨などの水分が浸透して防水シートに影響を与えることで、そこから雨が建物に浸透し、雨漏りが発生してしまいます。

建物の断熱効果が失われる

室内の見える部分に雨水が浸透するということは、屋根から室内までの間にある断熱材にも水分が浸透してしまうということです。

断熱材というのは濡れてしまうと断熱効果がなくなり、省エネ効果ゼロの夏暑く冬寒い建物となってしまいます。その場合、断熱材も取り替えないと省エネ効果がない建物となってしまうので、住むことが厳しくなります。

木造の場合、建物の構造強度が失われてしまう

木造の場合は水分が付着したりしなかったりを繰り返すことにより、腐食がはじまります。木構造体が腐食してしまうことで構造強度が低くなってしまい、地震に弱い建物になってしまいます。近年日本は地震が多くなってきているので、中程度の地震がきただけでも建物が破損若しくは倒壊してしまうおそれがあります。

強風で屋根が剥がれてしまう

雨漏りが発生し建物の構造強度が失われてしまうことにより、多少の強風で屋根が剥がれてしまうことがあります。屋根がなくなると家から建物を守る物がなくなるので、住むことができません。

建物がカビ臭くなりアレルギーが発生する

屋根の塗膜に効力がなくなり建物に雨などの水分が浸食すると、内部に湿気が溜まります。湿気が異常に多くなることでカビが発生し、場合によっては、家族がアレルギーを引き起こす(悪化させられる)こともあります。

カビが建物に付着すると取りにくいので、結局は引っ越しをしたというケースも少なくありません。

参考:塗装不要(不可)の屋根とは?

瓦屋根は、塗装できない場合があります。瓦屋根にはセメント瓦などいろいろありますが、塗装できないのは、粘土が原料の和瓦です。和瓦は、日本の屋根に古くから使われている瓦で、粘土を高温で焼成して作られています。和瓦の表面に塗られた釉薬によって、瓦独特の光沢やカラーバリエーションが生み出されています。

また釉薬以外にもいぶし瓦などの仕上げをした和瓦もありますが、一般的に和瓦の表面には塗装はできません。

屋根塗装でよくある失敗

屋根塗装をする際、よくある失敗例があります。把握しておくことで、失敗しない理想の屋根塗装が実現できます。

想像した色と実際塗った色が違う

屋根塗装でよくあることといえば、見本サンプルで見た色と実際に屋根に塗装した色が違うということです。塗装業者が見本サンプルで選んだ色と同じ色を屋根に塗ったのにも関わらず、なぜ違う色に見えるのでしょうか。

その理由は面積効果です。面積効果とは、同じ色でも狭い面積で見ると濃く見えて、広い面積で見ると薄い色に見えてしまう現象です。

屋根や外壁の鮪を選びの際に、よく発生してしまう現象なので、屋根の色を選ぶ際は理想の色よりもワンランク濃い目の色を選ぶなど工夫をしましょう。

外壁の色とマッチしていない

屋根のみ塗装をする場合、屋根に塗りたい色を決めてしまう傾向があります。いざ塗って完成した状態を見てみると、外壁の色とまったくマッチしていない大失敗が発生することは少なくありません。

屋根の色を決める際は、外壁の色との兼ね合いをよく確かめた上で決めるようにしましょう。業者にお願いすると、外観の完成のシミュレーションを作ってくれますので、確認してから屋根の色を決定すると、外壁にマッチした屋根の色になります。

周囲の建物の色との調和を考なかったことにより自分の家が目立ってしまった

住宅街に住まいがある場合、近隣の家や周りの建物の色や雰囲気を考えずに屋根の家を選んでしまうと、周りから自分の家が必要以上に目立つことがあります。

屋根の色を選ぶ際は、自分の家のことだけではなく、周りにある以下のようなものとの色合いを含めて考える必要があります。

  • 建物
  • 樹木
  • 公共物

目立ち過ぎずマッチした色合いにすることを考慮しましょう。

安い業者に依頼したら屋根の塗膜がすぐにはがれた

屋根塗装に必要な費用は、塗料や面積にもよりますが、1軒あたり40~60万円が目安です。決して安くないため、できれば安い業者にお願いしたい方も多いでしょう。

しかし、塗装工事の場合、安い金額は安いなりの塗装工事しかしないことが多いです。安い費用で屋根の塗装工事をしたいのは理解できますが、安い理由は何なのか、納得できる内容なのかをきちんとチェックした上で、安くて理想の業者に屋根塗装工事を依頼しましょう。

たった数年で雨漏りが発生した

既存屋根のチェックを怠ったためか、屋根塗装後たった数年で雨漏りをしてしまうケースがあります。

屋根塗装の際には、塗装工事前に屋根の点検をした上で、塗装以外の不具合がある場合はその旨を説明されるはずです。既存の屋根を業者がしっかりチェックしていれば、屋根塗装をして数年で雨漏りが発生するなんてことはありえません。

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