「外壁塗装はまだするな」と言われる理由とその背景にあること

住宅の模型とNG札

外壁の性能維持を目的に塗装をしようかプロに相談すると、ときどき、「まだ外壁塗装をしないほうがよい」と言われることがあります。そこにはさまざまな理由があり、いずれの理由も理解した上で、改めて外壁塗装を検討しなおすべきものばかりです。

今回は、外壁塗装をすべきか否かの判断に必要な考え方について説明します。なぜ外壁塗装を止められることがあるのか、そしてまだ外壁塗装しないのならばいつするとよいのか、みていきましょう。

「外壁塗装はまだするな」その理由は?

まずは、外壁塗装をしてもらおうとしているのに止められる、その理由をみていきましょう。

劣化症状が軽度

劣化症状もさまざまですが、外壁塗装をするまでもない状態のときに、施工を止められることがあります。

たとえば、外壁塗装をするまでもない小さなひび割れや剥がれである場合には、まだ塗装はやめたほうがよいといわれることがあります。経年劣化などによるヘアークラックと呼ばれる微細なひび割れならば、セメント粉の塗布やシーリング材の擦り込みで簡単に補修できます。判断の目安として、ひび割れの幅が1mmを超える場合には、外壁の下地や構造部分の補修が必要になる場合があるため、事業者に相談しましょう。もちろん、その時点では塗装が不要でも、外壁は経年により劣化するため、いずれ塗り替えることになるでしょう。

少し古い調査ですが、外壁塗装を実際に行った1,000人に対して塗装理由を聞いた調査データ(外壁塗装調査 2016年度版)によると、32%の人が「汚れが気になった」という理由で外壁塗装をしていました。しかし、外壁の汚れならば「外壁洗浄」という選択肢もあります。そのため、近しい間柄で外壁に詳しい人がいたら、「まだ外壁塗装は不要じゃないか」と助言してくれることもあるでしょう。

季節が外壁塗装に適していない

外壁塗装には、適した季節があります。

外壁塗装と季節の関係
3月・4月・5月 春の外壁塗替えシーズンでふさわしい月です。日照時間も多いので、外壁塗装にとってよいシーズンです。
6月・7月・8月・9月 もっとも降水量が多く、外壁塗装に向かない時期です。しかし、外壁塗装ができない天候ではありません。
10・11月 晴れの日も多くなり、湿度も下がり、外壁塗装にとっよいシーズンです。天気も春より安定しているため、塗り替えにはとてもよいシーズンといえます。
12月・1月・2月 塗装ができるギリギリの気温で、外壁塗装に向かないシーズンです。霜が降りる地域もあり、塗装の妨げになります。

つまり、降水量の多い夏に外壁塗装をしようとすると「まだするな、秋まで待ったほうがよい」と言われ、そして気温が低く霜が降りる冬に外壁塗装をしようとすると、「まだするな、春まで待ったほうがよい」と言われる可能性があるということです。

外壁の塗装には適した季節があるということも、念頭においておくとよいでしょう。

外壁塗装に対する理解が浅い

依頼する人の外壁塗装に対する理解の浅さは、その後取り返しのつかないトラブルを招きかねません。そのため、このままでは危ういと感じられた場合に「まだしないほうがよい、もう少し状況を把握できてからにしよう」とアドバイスされることがあります。

大前提として知っておきたいのは、外壁塗装を検討し始める時期と塗膜劣化のサイン、さらには悪質な事業者の傾向などです。外壁塗装については、いくつかの事業者から説明をしてもらうだけで、いろいろな傾向を掴むことができます。まだ適切な判断ができない場合でもとりあえず相談をしてみて、理解を深めてから依頼するのもよいでしょう。

まだしないなら、外壁塗装はいつするべきなのか

“まだ”するなということは、適切なタイミングで外壁塗装したほうがよいということです。では、いつ外壁塗装すればよいのでしょうか

塗料の耐用年数で判断する

塗料には、種類に応じて耐用年数があります。その年数を過ぎると塗料の性能が損なわれる可能性が高まるため、目安に塗り替えを検討するとよいでしょう。

塗料別の耐用年数
塗料の種類 耐用年数の目安(年)
ウレタン 8~10
シリコン 10~15
フッ素 15~20
無機 20~25

ちなみに、これらの年数などはメーカーや塗装事業者によっても判断が分かれます。

築10年前後で外壁塗装を行う

日本の住宅で使用されていることが多い窯業系サイディングボードは、立地などの条件にも左右されるものの、約10年で塗装による防水などの性能が損なわれるといわれています。したがって、物件が築10年を迎えるタイミングで1度目の外壁塗装をするのがよいでしょう。

なお、上述した耐用年数についても、一般的な塗料が10年前後に性能を失うため、そのことからも築10年が目安となっています。

外壁塗装が無駄になるケースとは

外壁塗装をしても、それ自体が無駄になるケースもあります。

張り替えが必要なほど外壁材が傷んでいる

実例として、長い間放置されていた外壁について外観を整えるために外壁塗装をしてみたものの、その後すぐに塗装が剥がれて、再びボロボロになってしまったというケースがあります。このケースは、すぐに外壁材を張り替えてきれいにすべきだったのにもかかわらず、とりあえず安価な外壁塗装を選んでしまったために外壁塗装の時間や費用が無駄になったという典型例です。

外壁塗装を無駄にしないためにも、外壁の問題に対して、適切な対処をすることが大切です。上記のケースにおいては、適切なアドバイスをしてくれる専門家とめぐりあうことができなかったという根本的な問題があります。もし外壁塗装を行う際にいくつかの事業者から話を聞いていれば、このような問題は起きなかったかもしれません。

悪質な事業者に委託してしまった

外壁塗装を行う事業者の中には、知識の乏しい営業マンが不正確な見積もりをしたり、手抜き工事をしたりする悪質事業者が紛れている可能性があります。当然、それらの事業者に依頼してしまうと、全てが無駄になるどころか、さまざまな面でマイナスになります。

そういったトラブルを避けるためにも、外壁塗装の事業者に依頼する際には複数の事業者の話を聞くことが大切です。当サイトでは無料で手間なく事業者比較ができるサービスを運営しているので、ぜひ活用してみてください。

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