外壁のコーティングとは?特徴やメリットを解説

ガラスの撥水イメージ

外壁全体をコーティングして、紫外線などの劣化から建物を保護する方法をご存じでしょうか。この方法では一般的な外壁塗装で使われる塗料よりも耐久性の高い塗料を使用するためいくつかのメリットがあります。

しかし、一方で外壁コーティングには知っておくべき特徴や注意点もあります。

そこで今回は、外壁のコーティングについて解説していきます。

外壁のコーティングとは?

外壁のコーティングとは、何を指すのでしょうか。まずはコーティングの意味から説明していきます。

コーティングの意味

一般的にコーティングとは、表面を薄い膜で覆うことをいいます。特に外壁のコーティングにおいては、外壁材や塗膜よりも耐久性や防汚性などの優れた塗料を塗布することを意味します。

外壁塗装で使われる塗料は、シリコンやフッ素などの樹脂のグレードによって塗膜の耐久性が決まっています。

シリコンやフッ素などの樹脂を使った塗料を有機塗料といい、ガラスやセラミックといった無機物を配合した塗料を無機塗料といいます。無機塗料には、有機塗料に比べて耐久性が高いという特徴があります。

外壁のコーティングで使われる塗料は、耐久性の高い無機塗料を使用することが多いです。外壁全体を耐久性の高い無機塗料で覆うことで建物をコーティングできます。

外壁のガラスコーティング

外壁のコーティングで使われる塗料の中では、ガラスコーティング塗料がイメージしやすいでしょう。この記事では、ガラスコーティングを主なコーティングとして扱います。

ガラスコーティングは完全な無機塗料なので、紫外線などによって劣化することはありません。そのためシリコンなどの樹脂を使った有機塗料の上からガラスコーティング塗料を塗布することで、紫外線に強い外壁を作ることができます

ガラスコーティングには、以下の特徴があります。

長い耐用年数
無機塗料のガラスコーティングは、20年以上の耐用年数があります。商品によっては25年以上の耐用年数を謳っている塗料もあります。
耐候性が高い
紫外線や雨、気温の変化などによる劣化が起こりにくくなります。有機物が含まれた有機塗料と比べて、耐候性が高くなります。
対防汚性が高い
ガラスの表面のように撥水性が高いので水や汚れをはじきやすく、カビや苔などの発生を抑えることが可能です。また雨などによって表面についた汚れやほこりも洗い流されます。

樹脂を配合した有機塗料に比べても優れた性能を持ったガラスコーティングですが、一般的な住宅ではあまり施工されていません。住宅に多く採用されているサイディング外壁に、ガラスコーティングが向いていないからです。

サイディング外壁の場合、必ずジョイント部分や窓などに開口部まわりにコーキングが充填されています。コーキングの耐用年数は5~10年程度とされているので、ガラスコーティングの耐用年数が20年以上と長くても、途中でコーキングの打ち替えなどが必要です。

ガラスコーティングが向いている建物は公共施設などが多く、住宅の中ではコーキングが使われていないタイルやレンガ張り、コンクリートなどのデザイン性の高い住宅で外観のデザイン性や質感を維持していきたい場合に使われています。

また、ガラスコーティング塗料は、外壁以外に屋根やウッドデッキなどの木材などにも使用できます。木材をコーティングすることで、高い耐久性を確保できます。

外壁のコーティング費用

外壁のコーティングにかかる費用は、平米あたり約4,800~5,500円です。多くの外壁塗装で使われるシリコン塗料は平米あたり約2,800円で、高級塗料のフッ素塗料でも平米あたり約3,000~4,000円なので、外壁のコーティングにはかなりの費用が必要になります。

ちなみに、外壁にコーティングをする場合には、時期を合わせて、屋根にもコーティングをすることをおすすめします。

ただし、外壁や屋根にコーティングをした場合には、次回以降のメンテナンスでも同様のコーティングが必要です。高い撥水性や防汚性によって、通常のシリコン塗装などに切り替えることができないのです。

外壁の傷や剥がれはコーティングで直せる?

外壁の傷や剥がれは、コーティングで直すことはできません

コーティング剤は、外壁材などの上から薄い膜で覆う方法です。一般的なコーティングの仕上がりは透明になることから、外壁の傷や剥がれを隠蔽したり補修する性能はありません。

そういった前提のもと、ここでコーティングと補修について説明します。

傷や剥がれの上からコーティングする

外壁に傷や剥がれが発生している状態では、コーティングによって補修はできません。しかし、傷や剥がれてしまった部分が見えていてもよければ、上からコーティングすることでそれ以上の劣化を防ぐことは可能です。

ただし、劣化してしまった外壁材の内部にまで腐食が進んでしまっている場合には、内部に溜まった湿気などの逃げ道もなくなってしまいます。傷や剝がれの上からコーティングすることで、内部のさらなる劣化につながる可能性もあります。

外壁の傷や剝がれの補修方法

外壁の傷の補修方法は、傷の大きさによって異なります。ヘアークラックのようなひび割れ程度の傷の場合には、コーキングやパテによって補修できます。

外壁が剥がれている場合には、その原因によって補修方法が変わります。

飛来物などの外的要因で剥がれてしまった場合には、部分的な張り替えやパテなどによる成形で補修できます。しかし、外壁材の経年劣化によって剥がれてしまった場合には、下地材や構造体などさまざまな部分の補修が必要です。

その判断は難しいので、外壁に気になる傷や剥がれを見つけたら専門家に相談しましょう。

外壁の傷や剥がれの補修費用

外壁の傷や剝がれの補修費用は、傷の大きさや張り替える面積によって異なりますが、数千円~数万円程度です。しかし、経年劣化によって下地や構造体まで補修が必要な場合には、数十万円程度の費用が必要になることもあります。

また傷や剝がれが発生した場所によっては、足場の設置費用なども必要です。

外壁のトラブルを直すなら専門の事業者に相談しよう

外壁のトラブルはコーティングでは解決できません。トラブルの症状に合わせた補修を行う必要があります

また、外壁の傷や剥がれなどのトラブルは、原因をしっかりと追及することが大事です。軽微なひび割れなのか、構造的な問題が原因になったクラックなのかは見た目だけでは判断することが難しいです。小さな傷や剥がれが発生している場合には、専門の事業者に相談しましょう。

コーティングであっても、補修であっても、まずは専門の事業者に相談をすることが大切です。

その際には、いくつかの事業者に相談をして、提案や見積りの内容を比較しましょう。外壁の現状を正しく理解でき、また、適正な価格での依頼につながります。

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