外壁塗装のムラの直し方。全体の塗り直しは必要?

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外壁塗装職人

外壁塗装の塗りムラ、塗り残しが気になる場合には、どのように対処したらよいのでしょうか。

塗装による小さなムラは、ベテランの職人が作業しても発生する軽微なものや、建築や塗料に関する知識不足や経験の差が問題で生じる明らかなものまでさまざまです。そこで今回は、外壁塗装のムラが発生する原因や塗り直しの方法について解説していきます。

塗りムラが発生する原因は?

外壁塗装のムラが発生する原因は大きく3つに分けられます。

建物の状態と外壁材による原因

発生原因のひとつに、既存の建物の状態が関係していることがあります。建物自体の経年劣化によって外壁材が劣化していることもよくあります。

外壁材の痛み

外壁材の痛み

建物の立地や日の当たり方によって劣化具合はバラバラで、外壁やその内側が均一に劣化することはありません。一部だけが激しく傷んでしまった場合には、そこだけ塗料の吸い込む量が多くなります。その差は、最終的に外壁のムラの原因になることがあります。

また、モルタル外壁などでは下地の状態によって外壁自体に凹凸ができ、塗装を均一に塗ったとしても外壁にムラがあるように見えてしまうことがあります。

モルタル外壁などでは、下塗り工程で意図的に柄を付ける塗装方法もあります。柄のつけ方は職人の技術がそのまま仕上がりに反映されます。柄のつけ方が均一でない場合には、塗装のムラの原因になります。

塗装方法による原因

外壁塗装のムラが発生する原因として、もっとも多いのが塗装方法を原因とするものです。

現在の外壁塗装では、主にローラーや刷毛はけが使われています。ローラー塗装では、足場の上下で必ず塗り継ぎが必要です。この塗り継ぎ部分では、必然的に塗膜が厚くなります。塗り重ねられた塗膜の厚い部分と、その周りとの差が、外壁塗装のムラにつながります。塗り継ぎを完全になくすことは難しいですが、継ぎ目を目立たなくする技術を持った職人も数多くいます。

また、1つの現場に複数の職人を配置することができれば、足場の上下で同時に作業を行うことができます。塗料が乾く前に塗り継ぎをすることで最終的な塗装のムラが軽減できます。

ちなみに、ローラー以外の塗装方法としては吹き付け塗装があります。

ローラーの継ぎ目

ローラーの継ぎ目

経年劣化による原因

経年劣化により、外壁塗装のムラが発生することもあります。

外壁塗装を行う時期は一般的に10年程度の周期で訪れます。塗り重ねられた塗膜が厚い部分と、通常の塗膜の厚さの部分では耐久性に違いが出ます。当然、塗膜が厚くなっている部分では耐久性が高くなるので、その部分だけ色あせや変色がまわりに比べて遅くなります。色あせや変色などの劣化が進行している部分と、塗膜が厚く劣化が遅れている部分によって、外壁のムラが発生します。

塗料の経年劣化の例

塗料の経年劣化の例

外壁のムラが気になったら、まずはその原因を特定することが大切です。経年劣化の場合には外壁の性能にも影響するので、一度専門の事業者に相談し、塗り替えをすべきかどうか判断してもらうとよいでしょう。

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塗装ムラの直し方

基本的に塗り直すしかきれいにする方法がありません。ここでは塗装ムラの直し方について、3つの塗り直し方法を解説します。

全体の塗り直し方法

建物の外壁全体に渡って発生している場合には、全体の塗り直しが必要です。

全体を塗り直す前にムラの発生原因をしっかりと追及することが大事で、

  • 下地の外壁材の劣化状態が原因なのか
  • 塗り継ぎ部分などの塗装方法が原因なのか

によって対応が変わります。

建物全体の塗り直しとなると、外壁塗装にかかる工期と同様の時間がかかります。

部分的な塗り直し方法

部分的に発生している場合には、外壁が区切れる場所での塗り直しを行います。区切れる場所がない面では、塗り直しを行ったムラが発生することがあるので、必ず出隅でずみ入隅いりずみといった塗装ムラが発生しにくい場所を使って塗り直しを行います。

出隅と入隅の例

出隅と入隅の例

建物の面ごとで区切る方法が一般的で、塗り直しによる塗装のムラを抑えることができます。また、1階と2階の間に水切りや帯などがある場合には、見切り材として利用することで部分的な塗り直しが可能です。

下塗り工程の塗り直し方法

外壁材の下地が原因の場合には、下塗り工程からの塗り直しが必要です。

下地の劣化状態がバラバラならば、下塗り工程で行うシーラー塗装などでしっかりと均一な状態に整えることが大事です。均一な下地に整えることで、吸い込みムラの発生を防げます

また、補修などを行った跡が残っている場合には、補修まわりの柄に合わせるための工程も必要になります。マスチックローラーを使って柄を合わせたり、サイディングの柄に合わせてパテで成形したり、状態に応じてムラの直し方を検討します。

マスチックローラー:表面が網目状になった塗装用ローラーで粘度の高い塗料を塗布する際に使用します。

そして、下塗り工程の塗り直しを行った後に、全体の塗り直しを行うのか部分的な塗り直しを行うのか、適切な処置を検討します。

防止策は?

外壁塗装のムラを防ぐなら、既存の外壁の状態をしっかりと把握した上で、下塗り工程から丁寧な作業を行うことです。

下地の状態に合わせた塗料の選択は、職人による知識や豊富な経験が重要なポイントです。

それぞれの工程において、丁寧に作業を行った場合でもローラー塗装による塗り継ぎは必ず発生します。

外壁塗装では基本的に下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りを行いますので、それぞれの塗り継ぎ部分が重なることで塗膜の差が大きくなります。工程ごとに塗り継ぎの場所をずらすことや複数の職人で同時に作業するなどの工夫や技術が外壁塗装のムラを減らすことにつながります。

外壁塗装のムラを直すなら専門事業者に相談を

外壁塗装のムラを直す場合には、専門の事業者に依頼するのがよいでしょう。しかし、完全になくすことはベテランの職人にとっても難しい作業です。

ここで専門事業者に依頼する際の注意点について解説していきます。

直すかどうかの見極め方

程度によって直すべきかどうかが変わります。

色ムラの例

色ムラの例

たとえば塗りムラが、建物の角度によって見えたり、朝方や夕方など光の差し方によって見えたりする程度では、塗り直しは不要であることが多いです。逆に、色の濃淡がはっきりしている場合など明らかに塗装ムラがあれば、一度装事業者に相談した方がよいでしょう。

専門事業者に依頼する際の注意点

通常は、外壁塗装を行った事業者にムラの塗り直しを依頼します。丁寧な作業を行ったとしても塗装のムラが発生してしまうので、しっかりとした塗装事業者であれば適切な対応をしてもらうことができます。

しかし、中にはアフターサポートが充実しておらず、塗りムラが発生しても対応してもらえない事業者もいます。その際は、複数の事業者を比較して、優良な事業者を選択することが大事です。

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