家の外観や、性能を保つために欠かせない外壁塗装。外壁塗装の工事は家の周りで行われるため、「部屋を覗き見されないか」不安に思う方は多いでしょう。
外壁がきれいになるにしても、覗き見されると思うとストレスを感じます。
そこで本記事では、気持ちよく外壁塗装を受けるために、覗き見されないよう注意するポイントや、外壁塗装中に職人と施主がストレスを感じないように工事を進める方法を紹介します。
外壁塗装工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装中!カーテンを開けたままだと覗かれるかも
外壁塗装の工事では高い位置でも作業が行えるよう、家の周りに「足場」が組まれます。普段は気にとめない2階でも、足場を使えば簡単に家の中を覗かれてしまうでしょう。
覗き見をしててしまう人には、以下の3パターンが考えられます。
- 塗装を行う職人
- 近隣住民
- 空き巣
覗きたくて覗いている人はごく少数です。覗き見への対策をすることで、職人や近隣住民と気まずい思いをせずに済むでしょう。また、空き巣被害を防ぐのにも有効です。
覗きたくて覗いている?職人や近隣住民の気持ち
職人や近隣住民は、ほとんどの場合「家の中を覗きたい」とは思っていません。
外壁塗装の工事では、外壁近くで洗浄や塗装などの作業が行われます。そのため、工事中には家の周りに職人がいることがほとんどです。窓周りの外壁で作業を行えば、窓の中が自然と視界に入ります。
しかし優良な施工会社であれば工事のマナーを指導されているため、覗き込むようなことはしません。
大きな足場が組まれ、普段とは違う景観に興味を持つ近隣住民もいるでしょう。「どんな工事をするのだろう?」と注目される場合があります。
- 塗装していたら、家の中が偶然見えてしまった
- 工事の様子を眺めていたら、部屋が視界に入ってしまった
上記のタイミングで家の中の住民と目が合えば、覗き見のようになって「気まずい」と感じます。
カーテンは工事中閉めっぱなしがよい
工事中にカーテンやブラインドを閉めておけば、覗き見問題が解決しストレスがありません。外からの視線をさえぎり、プライバシーを守ります。また、カーテンで視線をさえぎることは、防犯面からも役立ちます。
ただし、家の中が普段より暗くなるため、日中も電気をつけておく必要があります。日光を長く浴びない期間が続けば、気分も落ち込んでしまうため、適度に外出するとよいでしょう。
プライバシーの侵害以外に空き巣リスクも
工事に使う足場は、塗装工事が完了するまで解体されません。そして足場の周りには、塗料が飛散しないよう養生されており、外から足場や家の周りが見えづらい環境です。
そのため、職人が工事を終えて帰宅したあとは、空き巣が入るのに都合がよい条件がそろっています。
戸建て住宅において、空き巣が侵入手口として最も使っているのは窓です。全体の約6割を占めています。
参考:警察庁|「令和3年の刑法犯に関する統計資料」
空き巣だけでなく、就寝中や在宅時に侵入される、
カーテンを閉めていなければ、家をあらゆる角度から覗き見られるので、在宅状況も把握しやすいでしょう。さらに、室内の様子や、家の間取りまで確認可能な場合もあります。
窓から侵入しやすい状態のうえに、室内の様子がよくわかれば、空き巣被害のリスクは高まります。施錠しておくのはもちろん、できるだけカーテンを閉めておきましょう。
外壁塗装中、家にずっといる必要はない
外壁塗装は約10日〜2週間の期間を要します。下記のような理由からその間、外に出たいと感じる場面もあるでしょう。
- 職人の視線が気になる
- 塗料のにおいがつらい
職人がいると、何となく外に出にくいかもしれません。しかし、立ち合いが必要な場面でなければ外出が可能です。
事前に「いつ、どんな作業を行うのか」工程を把握できれば、予定が立てやすくなります。施工会社から工程表を入手できるとよいでしょう。
留守にしてもよいとき
トラブル防止のため、職人と一緒に工事前後の様子を確認する場面があります。それ以外で、気になることがなければ家にいる必要はありません。
施工会社によっては、メールなどで作業報告を受け取れる場合もあります。仕事や用事で不在が続く場合は、積極的に作業報告をしてくれる会社に依頼しましょう。
留守にしないほうがよいとき
現地確認のため、在宅しておいたほうがよい場面は下記のとおりです。
- 足場組み立て前の現地確認
- 塗装後、足場解体前の完了検査
それぞれ約1時間必要です。足場の組み立て前には、作業前の現状を確認します。家の周囲に置いている“作業に支障がありそうなもの”は、移動を求められるでしょう。
勝手にものを動かしてしまうとトラブルになるため、現地確認が必要です。取り扱いに注意してほしいものがあれば伝えましょう。
また、足場解体前の完了検査では、塗装の仕上がりを確認します。
- うまく塗装ができていない部分
- 塗料で汚れている部分
上記のような部分があれば、補修対応が受けられます。足場を解体したあとに申告しても、高所などの作業しにくい部分では対応が難しくなります。
家に出入りするときは職人に挨拶すべき?
挨拶しておくと、お互いに気持ちよく過ごせます。職人さんが作業に集中している場合や、休憩時間であっても、挨拶であれば声をかけても問題ありません。
ただし長く話し込んでしまうと、下記のように業務に支障が出る場合があります。
- 作業が遅れ、行程に影響が出てしまう
- 職人が休憩時間にゆっくり休めない
気になることや質問があれば、施工会社へ連絡しましょう。
職人も自分も!外壁塗装中お互いが快適に過ごす方法
気持ちよく外壁塗装工事を行うためのポイントは、次の3つです。
- 職人への差し入れ
- 家での過ごし方
- 施工会社選び
それぞれのポイントを詳しく解説します。
外壁塗装工事の職人に差し入れするべき?
職人への差し入れをしなかったとしても、問題ありません。外壁塗装を依頼する際に、納める作業料金で必要な対価は支払っています。
差し入れを行わない家庭もあるため、職人が気にすることはありません。差し入れをする場合、下記のように渡し方に工夫ができるとよいでしょう。
- 工事前に、まとめて渡す
- 差し入れコーナーをつくり、自由に選んでもらう
- 在宅時、休憩時間に合わせて出す
仕事などで都合がつかない場合でも、まとめて渡したり、差し入れコーナーをつくったりすると解決できます。
また、受け取る職人に配慮した差し入れができると大変喜ばれます。
- 小分けできる
- 日持ちする
- 手が汚れない
- 季節に合ったもの
- 生ものは避ける
具体的な差し入れは、以下の例が挙げられます。
飲み物 |
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食べ物 |
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暑い季節であればクーラーボックスを利用すると、冷えたものが提供できます。冬ならば、温かい飲み物が飲めるポットを用意してもよいでしょう。
外壁塗装中の家での過ごし方
外壁塗装の職人も、できるだけ快適に過ごせるよう配慮してくれます。しかし、普段家で過ごす環境と異なるため、我慢しなければならない点もあるでしょう。事前に気をつけるべきポイントを確認できると安心です。
外壁塗装中は、以下のような点に気をつけて過ごしましょう。
- 家の中が暗くなるため、気分転換する
- 室温調整・換気はエアコンを使用する
- 騒音対策をする
- 塗料のにおい対策をする
- 洗濯物は外に干さない
家の中が暗くなるため、気分転換する
カーテンを閉め切ることで家の中が暗くなります。長い間、日の射さない環境にいると「気分が塞いでノイローゼになりそう」と感じる人もいます。
天気のよい日は外に出かけて気分転換をしましょう。
室温調整・換気はエアコンを使用する
窓が開けられないため、室温調整や空調管理はエアコンで行います。
外壁塗装中でも、エアコンが利用できるよう職人が配慮してくれるでしょう。
騒音対策をする
外壁塗装では、塗装する前に高圧洗浄で外壁の汚れを落とします。このとき、大きな音が発生するため、家の中にいると普段よりもストレスを感じやすくなるでしょう。
近隣にも音が響くおそれがあるため、近隣住民に工事の予定を伝えておけるとスマートです。
塗料のにおい対策をする
外壁塗装中は、塗料に含まれるシンナーのにおいが家の中まで入ります。独特のにおいが苦手だと感じる方も多いでしょう。塗料のにおいが原因で皮膚のかゆみなどのアレルギー症状が出る方もいます。
気になる方は、においが少なくアレルギーの原因物質も少ない水性塗料のF☆☆☆☆(エフフォースター)で塗装してもらうとよいでしょう。
洗濯物は外に干さない
洗濯物は、塗料での汚れやにおい移りが問題となるため、外に干せません。
部屋干しであればエアコンや除湿機を使って湿度調整を行ってみたり、サーキュレーターで風を当ててみたり、工夫しましょう。
施主や近隣住民への配慮が行き届いた施工会社を選ぶ
覗き見を防ぎ、ストレスなく快適に外壁工事を終えるために施工会社選びは大切です。
口コミの内容や施工実績などを確認して、優良な施工会社を複数選定しましょう。その中から相見積もりを取ると、価格にも実績にも納得できる施工会社が見つかります。
ただし、この作業は「手間がかかる」のがネックです。そこでおすすめなのが、外壁塗装の一括査定サイトぬりマッチです。
登録されているのは選ばれた優良会社であり、その中から一括で見積もりが取れます。効率よく、安心して依頼できる施工会社が選べるでしょう。
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