ブロック塀の「塗装」で汚れをおしゃれに隠す方法と費用相場

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ブロック塀の「塗装」で汚れをおしゃれに隠す方法と費用相場

ブロック塀は、目隠しや隣家との境界をはっきりさせるために造られます。フェンスや植物を使った垣根かきねに比べプライバシーが保たれやすく、お手入れも楽な一方、経年により見た目は汚くなりやすいです。

そんなブロック塀を再びきれいにする方法としておすすめなのが「塗装」です。本記事では、その理由やブロック塀をおしゃれに塗装する方法、ブロック塀の塗装相場について解説します。

ブロック塀の汚れは再塗装で解決したほうがよい理由

ブロック塀は雨風にさらされているため、経年とともにどうしても汚れが目立ってきます。定期的に洗浄しても、いつまでも新品のような状態を保ち続けるのは、とても難しいでしょう。

ここでは、汚れたブロック塀を再塗装したほうがよい理由を解説します。

見た目がきれいになる

古く汚れたコンクリートブロック壁

古く汚れたコンクリートブロック壁

ブロック塀に付着する汚れの中には、洗浄しても落ちにくいものもあります。また、退色や変色などは洗浄では解決しません

コケやカビも取れにくかったり、取れても跡が残ったりします。しかし塗装を行えば、洗浄よりも見た目はきれいになるでしょう。塗装の色によって家の印象も変わり、より魅力的に見えるようになるでしょう。

耐久性の向上が期待できる

エクステリアに使われる塗料には防水・防汚・断熱などさまざまな効果を持つ製品があります。塗装することで、ブロック塀の耐久性が上がります。

ブロック塀の劣化の一番の原因が水であるため、防水性が高まればブロック塀そのものの寿命も伸びるでしょう。

家の印象を変えられる

ブロック塀の塗装

ブロック塀の塗装

ブロック塀は、エクステリアの中では比較的面積が広い建造物です。外壁と同じように、色を変えることで家の印象を一変させられます。

無塗装のブロック塀はグレーですが、明るい色に塗り替えることで家の印象をより華やかにできるでしょう。ブラウンやより暗いグレーに塗り替えると、反対に落ち着いた印象になります。

外構を造り直すより手軽にイメージチェンジできるのも、再塗装のメリットです。

ブロック塀の「塗装」で汚れをおしゃれに隠す方法

ここでは、ブロック塀をおしゃれに再塗装する方法を紹介します。

ブロック塀はDIYでも塗装が可能です。また、施工会社に依頼する方法もあります。どのような塗装が可能なのか、確認してみましょう。

DIYでブロック塀を塗装する

ブロック塀は、DIYで塗装できます。ブロック塀塗装に使える塗料は「外壁用」「多用途」などの製品で、ホームセンターやネット通販で購入可能です。

また、塗料には「アクリル」「シリコン」「フッ素」「無機」などの種類があり、高価な塗料ほど耐久性が高く多機能の傾向です。

その一方で、多機能の塗料は正しい塗り方をしないと効果が発揮できないものもあるため、DIY初心者は、機能の高さより扱いやすさを重要視したほうがよいでしょう。

DIYで塗装以外にできること

塗装に使うローラーの中には、塗料に模様を付けながら塗れる製品もあります。塗料に模様をつければ、ブロック塀の印象をがらりと変えられます。

また、軽量ブロックやタイルなどを塗装のついでに貼り付けることも可能です。絵心がある方なら、塗装のあとに好きな絵や模様をペイントしてもよいでしょう。

DIYに慣れた方なら、工夫次第でシンプルなブロック塀をおしゃれに変身させられます。

施工会社に依頼して塗装してもらう

ブロック塀の面積が広い場合や、仕上がりをおしゃれに美しくしたい場合は、施工会社に依頼して塗装してもらったほうがよいでしょう。

施工会社なら、多機能で塗り方が難しい塗料もきれいに塗装してもらえます。また、模様を付けてもらったりペイントしたりとおしゃれ仕上げも依頼できるので、相談してみましょう。

近年は、施主の希望を取り入れてくれる施工会社もかなり増えました。このほか、塗装会社でなく左官に依頼するとブロック塀のうえにモルタルなどを塗って、印象をがらりと変える「左官仕上げ」が可能です。

こちらは厳密には塗装ではありませんが、高級感ある仕上がりになるうえに強度もあがります。

ブロック塀の塗装相場

ここでは、ブロック塀の塗装にかかる費用の相場をDIYと施工会社に依頼する方法、それぞれで紹介します。

DIYでブロック塀の塗装を行うか、施工会社に依頼するか迷っている方は参考にしてください。

DIYの場合

塗装をきれいに行って長持ちさせるには、その前の工程が大切です。道具一式をいちからそろえた場合、費用相場は以下のとおりです。

自分でブロック塀を再塗装する場合の費用相場
必要な機材 内訳 費用相場(円)
洗浄の道具 ブラシ・洗剤・高圧洗浄機など 2,000~10,000
修理の道具 樹脂シリコン 650~
養生の道具 養生テープなど 150~
下地材 シーラー 1,600~
塗装の道具 ハケ・ローラーなど 1,000~
塗料 外壁用塗料 1缶6,000~
合計金額 19,400

ブロック塀の塗装は、単に塗料を刷毛はけで塗っておしまいではありません。以下のような手順で行うため、塗装には数日を要します。

  1. 洗浄:ブロック塀を洗浄して汚れやコケ・カビを撤去する。これを行わないと塗装をしてもすぐに剥がれる。洗浄が終ったら数日間かけて乾燥させる
  2. 修理:ブロック塀に穴が開いたりひびが入ったりしている場合、樹脂モルタルなどで埋める。
  3. 養生:塗料がついてほしくない部分を新聞紙、養生テープなどで養生する。
  4. 下地塗り:シーラー(下地)を塗る
  5. 塗装:塗料でブロック塀を塗装する

上記の表を見ると、2万円もかからずに行えるように思えます。しかし、この金額は最低限の料金です。

ブロック塀が広いほど、塗料やシーラーの費用もかかってくるでしょう。また、外壁用の塗料は厚く塗らないと効果がありません。今回紹介した塗料の値段は3kg分で10kg分を使うなら3缶以上必要なため、塗料だけでも約1万9,800円必要です。つまり、塗料以外の塗装道具をすべてそろえると、10万円以上かかる場合も珍しくありません

これに加えて、塗る手間がかかります。家の外周をぐるりとブロック塀が囲っており、それをすべてDIYで塗装しようと思った場合、1カ月以上かかることもあるでしょう。

施工会社へ依頼した場合

施工会社に依頼した場合、かかる費用は人件費・塗装費用・洗浄費用・養生費用・実費などです。

施工会社へブロック塀の再塗装を依頼した場合の費用相場
内訳 費用相場(円/m2
洗浄 200~300
下地 1,000~
塗装 1,500~

費用は施工会社によって異なるので目安ですが、20m2のブロック塀を修繕なしで塗装する場合、洗浄費用、下地費用、塗装費用だけで5万~6万円がかかります。これに人件費などが加わると約7万~10万円となるでしょう。

ブロック塀は、外壁塗装などに比べると面積が狭いので10万円台が塗り替え費用の相場です。詳しい費用は、依頼したい施工会社に見積もりを取って確認しましょう。

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一見すると高いように見えますが、施工会社に依頼すれば一切合切を任せられるうえ、仕上がりはとてもきれいです。

また、プロの手による塗装のほうが長持ちするので、塗り替えの頻度を考えたら長い目で見れば施工会社のほうがよいでしょう。

見た目、完成度重視なら施工会社への依頼が吉

ブロック塀を塗り替える方法は、DIYと施工会社者への依頼、どちらでも可能です。DIYが趣味で家に道具一式があり、長い作業も苦にならない場合はDIYで行ってもよいでしょう。施工会社にはできない自由度の高い塗装が可能です。

一方、見た目をおしゃれに、きれいに長持ちする塗装をしてほしい場合は、施工会社へ依頼するのがおすすめです。DIYの場合、プロが塗装するのに比べ耐久性が落ちます。そのため、施工会社に依頼したほうが長い目で見ると安くすむことも多いです。

施工会社に依頼しつつ塗装の費用を抑えるには、相見積もりがおすすめです。相見積もりとは、複数の施工会社に見積もりを依頼することで、それぞれの会社の特徴や地域の相場を把握するサービスです。

1社ずつ依頼すると面倒な作業ですが、一括見積もりサイトを利用すればパソコンやスマートフォンから簡単に相見積もりできます。一括見積もりサイトを活用して、手間暇をかけず、おしゃれに長持ちするブロック塀にしてくれる施工会社を見つけましょう。

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