外壁塗装!ベランダの手すりも塗装すべき?その判断軸と費用、注意点

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外壁塗装!ベランダの手すりも塗装すべき?その判断軸と費用、注意点

外壁塗装をするとき、ベランダの手すりも一緒に塗装できます。しかし、アルミ製やステンレス製などの素材によっては、塗装が適さない場合があります。

この記事では、外壁塗装をするときにベランダの手すりも塗装するべきか迷う方へ、その判断軸や費用相場、注意点をわかりやすく解説します。

外壁とベランダの手すり、一緒に塗装したほうがいい?

ベランダの手すりは外壁と同様、常に風雨にさらされています。そのため、サビや腐食に強い金属が使われていたり防サビ・防腐効果が高い塗料が塗られていたりします。

しかし、塗料は経年とともに劣化するので外壁と同様、定期的な塗り直しが必要です。ただし、素材によっては塗装が適さないものもあるので、注意が必要です。

ここでは、外壁塗装と一緒に塗装したほうがよい素材のベランダの手すりと、塗装が不要な手すり、それぞれの特徴を紹介します。

一緒に塗装したほうがよいケース

外壁塗装と一緒に塗装したほうがよい手すりは、素材によって異なります。

以下に、塗装が必要なベランダの手すりの素材を紹介します。

鉄鋳物

鋳物いものとは、溶かした金属を型に流し込んで冷やして固めたあとに取り出して作る、金属製品の総称です。デザイン性の高いものは、鋳物の場合が多いでしょう。

鋳物には鉄鋳物・アルミ鋳物・ステンレス鋳物など使っている金属によって複数の種類があります。そのうち、塗装が必要なのは鉄鋳物てついものです。

鉄鋳物

鉄鋳物

鉄鋳物は丈夫で耐久性が高い一方で、塗装をしないとさびやすいという特徴があります。したがって、鉄鋳物のベランダ手すりは外壁塗装の塗り替えをする際に一緒に塗り替えてもらいましょう

塗装が経年劣化によって剥げると、そこから雨水などが侵入してサビや腐食が発生します。

彩木

彩木あやぎは、アルミの芯材を硬質発泡ウレタン樹脂で覆った建材です。

木材は伝統的な建築素材ですが、経年によって腐食やささくれといった劣化が発生し、メンテナンスが大変といったデメリットがありました。

彩木は天然木から木目を型取りしてウレタン樹脂にプリントしているので、見た目は天然木と変わりありませんが、耐久性が高く腐食しにくいのが特徴です。

彩木はベランダの手すりにも使われていますが、ウレタン樹脂の表面は塗装されているので、定期的な塗り替えが必要です。

不要なケース

塗装と相性が悪い素材もあります。ここでは、ベランダの手すりに使われる素材の中で、塗装が不要の素材を紹介します。

アルミ素材

アルミ

アルミ

アルミは軽くてサビや腐食に強いので、ベランダの手すりにもよく使われています。しかし、塗装をしても剥がれやすいので、基本的に塗装は行いません。

経年劣化した場合は交換が基本です。

ステンレス素材

ステンレス

ステンレス

ステンレスもアルミと同様、腐食に対する耐性が高い金属です。塗装が剥げやすい素材なので、塗装は必要ありません。

経年劣化した場合は、交換します。

手すりを塗装してもらう際の注意点

鉄鋳物や彩木で作られたベランダの手すりは、外壁塗装の塗り直しをする際に一緒に塗装してもらったほうがよいことがわかりました。

ここでは、ベランダの手すりを外壁と一緒に塗装してもらう際の注意点を紹介します。

見積書の内訳が不明な場合は、確認する

外壁塗装を塗り直す場合、手すりなど付帯部分も一緒に塗り直してもらえます。見積もりを出してもらう際に、付帯部分の塗装も依頼しましょう。

ただし、見積もりに「付帯部分」とだけしか書いていないと、どこまで塗装してもらえるかわかりません。施工会社に、付帯部分が何を指すのかきちんと聞いておきましょう。

いざ、塗り始めてから手すりの塗装料金が含まれていないことがわかれば、トラブルの元になります。

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手すりの状態を確認する

ベランダの手すりは、経年によって劣化していきます。特に、鋳物の手すりは塗装が剥げてサビが発生した場合、腐食が一気に進む危険性もあるでしょう。

外壁塗装を行う際、軽微な損傷は修理してもらえます。しかし、劣化が進んでいる場合は交換をすすめられる場合もあるでしょう。

手すりを劣化したまま放置しておけば、転落事故などの原因となるおそれもあります。

塗装費用

費用はm単位で算出します。

たとえば、手すりの長さが全部で10mの場合は、10m×塗料の値段で、必要な塗料の費用が算出できます。

ここでは、ベランダ手すりのみを塗装してもらった場合と外壁塗装のみの場合、外壁塗装と同時に手すりも塗装してもらう場合の費用を解説します。

ベランダ手すりのみの場合

塗料費用のほかに、以下の費用がかかります。

  • 人件費
  • 手すりの洗浄費用・修理費用
  • 養生の費用

塗料の費用は、塗料の種類によって異なります。外壁塗装でもっとも使われているシリコン塗料の場合、1mあたり1,200~1,700円が相場です。

手すりの長さが10mの場合、塗料の費用が1万2,000~1万7,000円前後、それに人件費・清掃費・養生費用などが加わったものが支払金額です。

外壁塗装のみの場合

塗料費用のほかに、以下の費用がかかります。

  • 人件費
  • 外壁の洗浄費用・修理費用
  • 養生の費用
  • 足場代

足場代とは、家の周りに組んで作業する台のことです。外壁塗装の場合、人の手が届かない場所まで塗装が必要なため、平屋でも設置が必要です。

足場代の相場は1軒家で20万〜です。塗料の値段、洗浄費用、養生費用などはすべて1㎡あたりの値段で算出します。ですから、総面積が広い家ほど値段は高くなります。

また、外壁塗装に遣う塗料はシリコン塗料のほか、フッ素・無機などの種類があり耐久年数が高いほど1㎡あたりの費用が高額になります。

約20坪の家の場合の相場は60~120万、30坪の場合は80~140万円が相場です。

外壁とベランダの手すりをセットで行った場合

追加される費用は、施工会社によって異なります。

たとえば、外壁と手すりを同じ色で塗ってほしい場合などは、外壁塗装のみの場合の価格+(手すりの長さ×塗料費用)でやってくれるケースもあります。一方、手すりの部分だけ色や塗料を変えてほしい場合は、別途養生代などが発生することもあるでしょう。

施工会社に自分の希望をしっかりと伝え、詳しい見積もりを作ってもらいましょう。なお、傾向としては手すりと外壁塗装を一緒に実施したほうが、別々に塗装してもらうより価格が抑えられます

外壁とベランダの手すりを同時に塗装するなら

外壁塗装とベランダの手すりを同時に塗装する場合、施工会社によって費用が異なります。

適正価格で満足できる工事をしてもらうには、複数の会社に見積もりを出してもらい比較検討できる相見積もりがおすすめです。相見積もりをしてもらえば、会社の特徴や地域の価格相場の両方がわかります。

また、相見積もりは、値引き交渉の武器にも使えるでしょう。しかし、自分で施工会社を探して相見積もりを依頼し、比べてみるのは大変です。地域によっては10を超える会社に依頼できるので、絞るのも一苦労です。

外壁塗装とベランダの手すりを同時に塗装したい場合は、一括見積もりサイトの「ぬりマッチ」を利用しましょう。希望条件を入力するだけで、最適な施工会社をピックアップして教えてくれます。

あとは詳しく相談したい施工会社を選んで個別に相談し、気に入ったら契約しましょう。見積もりも短期間で行えるので、できるだけ短時間で探して依頼したい場合にもおすすめです。

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