安っぽく見える外壁色の特徴は?対策や色合いの注意点についても解説

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安っぽく見える外壁色の特徴は?対策や色合いの注意点についても解説

外壁塗装で選択する色やその組み合わせ、建物のデザインとの関係性により、外壁の印象が安っぽくなってしまうことがあります。

そこで今回は、外壁塗装で安っぽくなってしまわないための色選びの方法や、すでに安っぽくなってしまった場合の対策について解説していきます。

外壁塗装で安っぽく見えるケースとは

外壁塗装で安っぽく見えるケースには、外壁の色の他にも艶の有無、デザイン性などが関係しています。

光沢で艶々の外壁

外壁塗装で使用する塗料には、油性塗料や水性塗料といった種類や、シリコンやフッ素などの樹脂によるグレードがあります。使用する塗料の中から、外壁塗装に使用する外壁の色を決定しています。

色を決める際に必ず確認される項目が、塗料の艶の有無です。一部水性塗料やクリア塗料では艶消し仕上げが可能な塗料もありますが、ほとんどの塗料では、以下の中から艶の程度を選択します。

  • 艶あり
  • 7分艶あり
  • 5分艶あり
  • 3分艶あり

この艶の有無や程度によって、外壁塗装をした後の建物の印象が変わります。

安っぽいと思われることが多いのが、艶ありです。この場合、完成後は光沢で綺麗に見えますが、艶々の仕上がりがかえって安っぽく見せてしまうこともあるようです。

艶がある外壁

艶がある外壁

ちなみに、艶ありを薦める外壁塗装事業者の中には、艶消し塗料よりも艶あり塗料の方が耐久性が高いと考えている可能性があります。見た目よりも耐久性を重視した結果、安っぽく見える塗装になるケースがあります。

なお、艶の有無や程度と耐久性には相関がないとするメーカーもあります。

単色の外壁

既存の外壁がレンガ調やタイル調のサイディングの場合には、目地部分の色に変化があるかどうかで仕上がりの高級感が大きく変わるため、単色で塗装すると安っぽく見えることがあります。

単色で塗装したタイル調の外壁

単色で塗装したタイル調の外壁

しかし、目地部分の色を変えて塗装するには、通常の塗装費用よりも高くなってしまうことが一般的です。そのため、通常の外壁塗装ではサイディングの柄に関係なく、単色で塗りつぶしてしまうことが多く、結果として安っぽい仕上がりになるケースがあるようです。

凹凸のない外壁

凹凸のないフラットなサイディングも安っぽく見えることがあります。建物全体がのっぺりとした印象を与えてしまうため、単色などの変化のない塗装をすることでさらに安っぽく見えてしまうというわけです。

ただし、シンプルでモダンデザインの建物の場合には、凹凸がないフラットなデザインでも安っぽく見えないことも多いので、ケース・バイ・ケースであるといえるでしょう。

安っぽく見えないための色選び・塗料選びのコツは?

外壁塗装をする際には、最終的な仕上がりが安っぽく見えない色選びや使用する塗料選びが重要です。

ここで、安っぽく見えないための色選びや塗料選びのコツを紹介します。

塗分け

外壁塗装で安っぽく見えない色を選ぶには、複数の色を上手に使い分けることが重要です。

たとえば、薄い色よりも濃い色の方が建物に重厚感を持たせることができます。ただし、濃い色を多用することで、重たい印象になってしまったり建物の形状によっては違和感が残ってしまうこともあります。

建物の形状に合わせて2色や3色程度の塗分けをすることで、安っぽく見えなくすることが可能です。

また、アクセントになる部分に濃い色を選択することで、重厚感もプラスできます。建物の1階と2階を分ける部分に帯が施工されている場合には、外壁と帯の色を変えることで建物から締まった印象を与えることができます。

塗分けをする際には、屋根や破風、鼻隠しなど建物に付随している色を合わせることがポイントです。建物全体に使われている色が増え過ぎてしまうと、チグハグな外観になってしまうことがあるので、多くとも3色から4色程度にまとめるとよいでしょう。

クリア塗装

既存のサイディングの柄がレンガ調やタイル調の場合には、デザイン性の高いサイディングの柄を活かしたクリア塗装も選択肢のひとつです。

クリア塗装なら、既存のサイディングの柄をそのまま活かして仕上げることが可能です。

ただし、クリア塗装をするには、サイディングの状態が良好でなければいけません。経年劣化によって変色や色褪せなどを起こしてしまっている状態でクリア塗装をした場合には、変色や色褪せした部分がそのまま残ってしまいます。

クリア塗装を検討する場合には、外壁塗装の目安となる10年よりも早く検討を開始しましょう。

多彩色仕上げ

レンガ調やタイル調のサイディングの場合には、多彩色仕上げの塗料を選択する方法もあります。

多彩色仕上げとは、複数の色を使って仕上げる塗装方法です。レンガ調やタイル調の目地部分の色を変えて仕上げを行ったり、塗料自体に複数の色が混ざった塗料を吹き付ける工法などがあります。

目地部分などの色を変える方法は、塗装技術を持った職人が施工することで可能です。安っぽく見えないための選択肢として有用ですが、塗料自体に色が混ざった塗料を吹き付ける工法では、メーカーに登録された事業者しか施工できないこともあります。結果として割高になることもあるので、注意しておくとよいでしょう。

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安っぽい外壁になってしまったら……その対策は?

外壁塗装を行った後で安っぽい外壁になってしまった場合には、なんらかの対策をしておきたいところ。ここで、すでに安っぽい外壁になってしまった場合にできる対策を紹介します。

塗り替える

外壁塗装によって安っぽい外壁になってしまった場合には、再度外壁塗装をすることで解消できます。

ただし、前回と同様の塗装方法や塗料、外壁色を選択してしまっては、十分な対策にはなりません。使用する塗料を単色から多彩色仕上げに変更してみたり、建物のデザインに合わせて部分的にアクセントとなる色を塗分けてみるなど、上述のやり方を検討をする必要があります。

デメリットとして、外壁塗装を行ってから時間が経ってしまった場合には、前回よりも高額の費用が必要になることもあります。

アクセントカラーを入れる

建物のデザインに合わせて一部分だけにアクセントカラーを追加する方法もあります。

部分的に塗装を追加する方法では、建物全体に足場の設置などは必要ありません。必要最低限の足場で作業ができるため、費用を抑えて安っぽい外壁の解消ができるでしょう。

壁飾をする

壁飾りを付けることでアクセントを追加できます。建物全体の塗装や部分的な塗装とは異なり、アクセントの壁飾りを取り付けるだけで安っぽい外壁の対策が可能です。

ただし、壁飾りを取り付けるためには部分的な足場や高所作業車などの費用がかかってしまうことがあります。また、壁飾りの形状や素材によっては、建物のデザインと合わないこともあるので、テイストを合わせることが大切です。

洋風の建物の場合には、鋳物の壁飾りなどをアクセントにすることを検討しましょう。

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