外壁材で安いのはどれ?材質と値段による違いと選び方を紹介

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外壁材で安いのはどれ?材質と値段による違いと選び方を紹介

ご自身の理想に合う外壁材を見つけることが、外壁工事を成功させるカギです。

最近では、激安の外壁材がホームセンターなどで簡単に手に入り、DIYで施工する方も増えてきました。

本記事では、安い外壁材、外壁材の選び方、外壁工事の費用を抑える方法を紹介します。

外壁材の種類と費用

外壁材の種類別に、費用や性能を比較します。予算と求めている性能がマッチする外壁材を見つけましょう。

外壁材の種類一覧

外壁材には、大きく分けて7種類あります。それぞれの特徴を下記の表にまとめました。

7種類の外壁材の特徴
外壁材の種類 特徴
窯業ようぎょう系サイディング※1
  • 需要が高い
  • 工場での大量生産によりコストを抑えることが可能
  • 豊富なバリエーション
金属系サイディング
  • 新築工事で人気
  • 軽量
  • 重厚感のあるデザイン性
  • 耐震性が高い
  • 吸水の心配がない
樹脂系サイディング
  • 色あせの心配がない
  • 凍害や塩害に耐性がある
木質系サイディング
  • デザイン性が高い
  • 温かい印象を与える
  • 断熱性が高い
モルタル
  • 日本の風土に適している
  • 曲線などのデザインにも対応可能
  • 防火性が高い
ALC※2
  • 軽量
  • 耐震性に優れている
  • 断熱性・遮音性が高い
  • 耐用年数が長い
タイル
  • 吸水の心配がない
  • 汚れや傷がつきにくい

※1  窯業系サイディングは、セメントに繊維質を混ぜた人工の外壁材です。

※2  ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)は、セメントや石灰、アルミ粉末の発泡剤を混ぜた、軽量気泡コンクリート建材です。

外壁材の費用・性能比較

それぞれの外壁材を、1平米あたりの「単価」「性能」「メンテナンスの周期」「耐用年数」で比較してみましょう。

以下の表が、外壁材の性能比較表です。

外壁材の性能比較
外壁材の種類 防水性 防火性 断熱性 耐震性 デザイン性
窯業系サイディング
金属系サイディング
樹脂系サイディング
木質系サイディング
モルタル
ALC
タイル

以下の表は、7種類の外壁材の費用・メンテナンス周期・耐用年数比較表です。

外壁材の費用・メンテナンス周期・耐用年数の比較
外壁材の種類 費用(円/㎡) メンテナンス周期(年) 耐用年数(年)
窯業系サイディング 3,000~5,000 7~10 40
金属系サイディング 5,000~ 10~15 40
樹脂系サイディング 4,000~9,000 10~20 30
木質系サイディング 5,000~8,000 8~10 30
モルタル 5,000~ 5~7 30
ALC 7,000~ 10 60
タイル 9,000~ 10 40

住んでいる地域によっては、メンテナンス周期や耐用年数が早まることもあります。

また、金属系サイディングやモルタル、ALC、タイルは、デザイン性に富んだ外壁材です。意匠なデザインの場合、施工業者が限られ費用が高くなります。

外壁リフォームに関して、詳しく知りたい方は下記コラムをご参照ください。

外壁材の選び方とおすすめの外壁材を紹介

外壁は、理想とする住まいづくりのテイストを左右する大きな要素です。 4つのケースごとに、おすすめの外壁材や選び方を紹介します。

強いこだわりがないケース

外壁の外観や性能に強いこだわりがない方は、手頃な価格で必要最低限の性能を持つ外壁材を選びましょう。

おすすめの外壁材は、窯業系サイディングです。 日本国内の外壁材の中で最も需要が高く、デザインが豊富で低価格な外壁材です。

また、施工時の職人による技術の差に左右されることが少ないため、均一で安定した仕上がりとなる点もメリットです。

機能性を重視するケース

防火性能など、外壁の性能を向上させることで、住居の安全性を担保できます。

機能性を重視する場合は、上記の外壁材の性能比較表を参考に、性能が優れている外壁材を選びましょう。

おすすめの外壁材は、ALCです。 耐火性・防火性に優れており、耐久性・遮音性の効果も高い、機能性に特化した外壁材です。防火区域や高層ビル・大型建造物にも使用されています。

また、耐用年数もトップクラスです。継ぎ目や目地部分に劣化が生じやすい傾向がありますが、定期的なメンテナンスや補修を行うことで、長期間使用することが可能です。

耐久性を重視するケース

リフォームやメンテナンスの費用を抑えたい方は、耐久性の高い外壁材を選びましょう。

おすすめの外壁材は、タイルです。 汚れやカビなどを定期的に清掃するだけで、半永久的に使用が可能です。

ほかの外壁材と比較すると初期費用が高額ですが、長期的にみるとコストパフォーマンスに優れています。

デザイン性を重視するケース

外観を重視し、自分だけの外壁にこだわりたい方は、デザイン性が高い外壁材を選びましょう。

和風・洋風を問わず、自由な形状で仕上げたい場合、モルタルがおすすめです。 モルタル仕上げは種類が多く、模様を施したり、曲線や複雑な形状にも対応可能です。

さらに、塗装によって印象を大きく変えることも可能です。 左官職人が手作業で仕上げるため、仕上がりに差が生まれてしまう場合もありますが、デザイン性や意匠性を重視する方にはおすすめです。

モルタル外壁の塗装やメンテナンスについては、下記コラムをご参照ください。

外壁工事の費用を安く抑えるには

外壁工事の費用を抑える方法は、3つあります。

  • DIYで自分で施工する
  • 閑散期に施工する
  • 優良な業者に依頼する

DIYのメリットとデメリットや適正な時期、優良な業者の選び方をそれぞれ紹介します。

DIYで自分で工事する

自分で作業を行えば、人件費はかからず、費用を材料と足場設置のみに抑えることができます。

しかし、外壁材の工事は、専用の道具や経験、技術を持っている職人でなければ難しいです。 DIYの場合、外壁材の浮きやコーキング充填が不十分になるケースがあります。

外壁材の劣化や不具合を早めるほか、雨漏りによる内部の腐食、カビの発生、結露などを引き起こし、建物自体の劣化を早める可能性があります。

その結果、不要であったはずの室内の改修・補修工事や外壁材の全張り替え、防水工事やコーキングのやり直しなど、追加工事が必要となる場合があります。

また、高所作業が必要なため、足場を設置する必要があるほか、重量のある外壁材を高所で扱うことはとても危険な行為です。

閑散期に施工する

外壁工事は、気候の安定している時期の行うことがベストです。ゴールデンウイークや10月・11月あたりが外壁工事に適しています。

この期間は、塗装業者に注文が殺到する繁忙期です。

一方、台風が来るシーズンや気温の低い時期は、閑散期です。豪雪地域を除き、施工することは可能ですが、気候の影響で施工期間が長いです。

この時期には、注文が少ないため、業者が価格交渉に応じる可能性が高く、費用を抑えることができます。

外壁工事の時期についての詳しい解説は、下記コラムをご参照ください。

優良な業者に依頼する

外壁材の施工実績などを確認して、優良な業者に施工を依頼しましょう。

外壁材の扱い実績が多く、アフターフォローがきちんとした業者が、優良な業者です。 優良な業者に外壁工事を依頼すると、長持ちするため、長期的な視点で見ると、コストパフォーマンスが優れています

また、外壁塗装工事費用を支援する精度を利用することで費用を大きく抑えることができます。

質の低い業者に依頼すると、耐用年数やメンテンナンス周期の目安よりも短い期間で修繕工事が必要になります。

優良な業者は、一括比較サイトなどで、簡単に探すことができます。

一括比較サイトでは、複数の業者に見積もりの依頼と相談ができるため、業者を比較できます。見積もり価格に不自然な点がないかを確認した上で、担当営業の方の対応、施工実績などを比較して、優良な業者を選びましょう。

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