一戸建ての外壁塗装で大事なポイント!塗り替えの時期や相場、業者選び

外壁塗装工事中の一戸建て

一戸建ての外壁塗装は費用も期間もかかる、大規模な工事です。初めて依頼される方にとっては分からない事も多く、不安に感じられるかもしれません。

ここでは、一戸建て外壁工事の大事なポイントを分かりやすく解説していきます。ポイントを押さえて、安心して工事に臨みましょう。

一戸建ての外壁塗装工事の概要

一戸建ての外壁塗装に要する施工期間は、一般的に7~10日間です。しかし、この期間はあくまでも目安で、天候の影響などにより遅れる場合もあります。

塗装工事は湿度や気温が大きく関係してくるため、外壁塗装のタイミングは重要です。

外壁塗装工事の工程、最適なタイミング・時期を解説します。

一戸建て外壁塗装の工程

一戸建ての外壁塗装の工程は以下の5つに分かれます。

  1. 近隣あいさつ
  2. 足場設置・塗料飛散防止シート張り
  3. 高圧洗浄
  4. 下地処理・養生
  5. 塗装作業

近隣あいさつ

一戸建てにおける外壁塗装では、近隣の住宅との距離が近い場合が多く、工事の騒音やにおいなどで迷惑をかけてしまいます。
事前に近隣の方にあいさつを必ずしましょう。業者があいさつに行く場合もあるので、事前に確認しましょう。

あいさつする家の範囲は、道に面している場合、周囲の8軒が目安です。家が袋小路にある場合や狭い道に面している場合は、周辺の家全体にあいさつに行きましょう。

あいさつで伝えることは以下のとおりです。

  • 工事の内容・期間
  • 自分の名前・連絡先
  • 施工内容
  • 休日の工事について
  • 施工業者の連絡先

あいさつに行って留守だった場合は、上記の内容を文書にまとめてポストに投函しましょう。

足場設置・塗料飛散防止シート張り

外壁塗装を行うには足場設置が必要になる場合がほとんどです。
塗料飛散防止シート張りは、近隣への塗料の飛散を防止するために、必須の工程です。

隣の住居との距離が近く足場の設置が困難な場合は、隣の敷地に足場の設置をさせてもらいましょう。
事前に足場設置の旨を伝え、許可を取ります。

許可が得られなかった場合は、狭小地用の足場を設置します。通常の足場の幅は約70センチありますが、狭小地用足場の幅は約30センチです。

事前の業者との打ち合わせの際に、確認して最善の選択をしましょう。

これらの工程は基本的に1日で終わりますが、塗装業者が足場の設置を別の専門業者に頼む場合があり、数日延びることもあります。

高圧洗浄

塗装を行うとき、被塗面にゴミやコケなどが付着したままだと品質に影響が出てしまいます。

それを防ぐために、高圧洗浄でゴミやコケなどを取り除き被塗面をきれいにします。

洗浄~乾燥で約3日かかりますが、家の形状や汚れの度合いによっては長引く場合もあります。

下地処理・養生

下地処理は、外壁のひびや割れなどを補修し、塗装下地をきれいにします。塗装下地の補修を行わないと、塗料が剥がれやすくなってしまいます。

大抵は1日で終わる作業ですが、建物の劣化具合により2~3日かかる場合もあります。

養生は照明や窓ガラスなど、塗料が付着してほしくない箇所にテープやシートを張り付ける工程です。
駐車場に止まっている車にも塗料が飛散しないように養生します。

塗装作業・下塗り

塗装作業は下塗り・中塗り・上塗りの3工程に分かれます。湿度や天候によって左右されますが、1工程に約1日かかります。

下塗りは、「プライマー」や「シーラー」とも呼ばれます。
外壁と塗料をくっつける接着剤の役割があります。

基本は一度だけ塗りますが、建物の劣化具合や状態によっては2回塗る場合もあり、その分日数がかかります。

塗装作業・中塗り

中塗りは、下塗りと上塗りの中間で双方の付着性を上げるために用います。

中塗り専用塗料もありますが、多くは上塗りと同じ塗料を使います。また、業者によっては中塗りのことを「上塗り1層目」と表記している場合もあります。

塗装作業・上塗り

上塗りは1番外気に触れる層であり、天候や汚れなどから建物・外壁を守るという機能が重要です。

また、見た目の美観が上塗りの仕上げ具合によって決定づけられますので、塗料が流れだすダレや擦れがないように細心の注意を払います。

塗り替えの最適なタイミング

一戸建て住宅の外壁塗装は、美観を保つために約10年に一度のメンテナンスが必要です。

外壁塗装を行うタイミングは、以下のとおりです。

  • 塗料の耐用年数を超えている
  • 塗り替えのサインが現れた

塗料の耐用年数を超えている

塗膜は外壁を紫外線や天候から守るためのバリアのようなものです。塗膜が劣化すると、建物自体が紫外線や天候などの刺激を直接受けてしまい、劣化が進行します。

塗り替えのタイミングは、塗料の種類によって異なります。

塗料の耐用年数の目安は以下のとおりです。

各種塗料の耐用年数
塗料の種類 耐用年数(年)
ウレタン 8~10
シリコン 10~15
ラジカル 12~15
フッ素 15~20
光触媒塗料 15~20
無機塗料 20~25

豪雪地帯や台風の影響を強く受ける地域では、耐用年数の目安よりも早く劣化することがあります。

劣化症状が見られたら、まずは塗装業者に相談してみましょう。

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塗り替えのサインが現れた

外壁塗装が大きな衝撃を受けた場合など、耐久年数よりも短い年数で劣化します。

自分の住宅に劣化症状がある際は、補修方法を確認して速やかに対処しましょう。放置すると、より深刻な劣化につながります。

以下が、外壁塗装の劣化症状です。

外壁塗装の劣化症状と特徴、補修方法
劣化症状 特徴 補修方法
コケ 塗膜の防汚性能が低下 コケを落としてきれいな状態を保つ
色あせ 塗装が劣化している 外壁の塗り替えを検討する
チョーキング 塗膜が劣化し、白い粉が出てくる 塗膜の機能がほぼ落ちているため、早急に塗り替える
シーリング材*の破断 外壁材のシーリング材が破けている 外壁材の張り替え工事も必要
塗膜の浮きや剥がれ 塗膜が剥がれたり、浮いてきている 早急に塗り替える
クラック 外壁にひびが入っている 外壁材の張り替え工事も必要

*外壁の継ぎ目から水が浸入しないように充填する材料です。

塗り替えの時期

塗料は基本的に「気温は15~30℃、湿度は75%以下」の環境で塗布することをメーカーが推奨しています。気温が低く、湿度が高い環境では、塗料の乾燥に時間がかかってしまいます。

以上の条件を満たしやすい季節が春や秋です。

ただ、秋はアパートやマンションにおける外壁塗装工事の需要が増えます。引っ越しシーズンの3月前に塗り替えを行い、より魅力的な物件にするためです。

そのため、一戸建ての外壁塗装は春に行うことをおすすめします。

一戸建ての外壁塗装の相場

戸建てと間取り図

一戸建ての外壁塗装の費用は、住宅の大きさによって大きく異なります。

塗料や塗装面積、施工手順それぞれの単価の目安を見ていきましょう。

塗料の単価

主要な塗料の種類と単価・特徴
種類 単価(円/㎡) 特徴
ウレタン 1,700~2,200 価格は安いが、紫外線に弱く変色しやすい
シリコン 2,300~3,000 最も普及し、コストパフォーマンスに優れている
ラジカル 2,500~3,000 シリコン塗料に代わる、近年注目の次世代塗料
フッ素 3,800~4,800 価格は高いものの、高い耐久性と耐候性を備えている
光触媒塗料 4,200~5,000 セルフクリーニング効果を持ち、耐久性・耐汚性に優れている
無機塗料 4,500~5,000 非常に高価だが、紫外線で劣化せず半永久的な耐久性をもつ

塗料の単価は、大きな幅があります。価格が上がるほど耐久性にも優れ、外壁の塗り替え頻度を少なくできます。

また、外壁材によって適切な塗料は異なります。特にモルタル外壁の場合は、仕上げ方法によって塗料を選択します。

モルタル外壁の塗装についての詳細は、こちらをご覧ください。

一戸建ての坪数に応じた外壁塗装工事の単価

一戸建て住宅の建物の大きさで単価は大きく異なります。建物の延べ坪数で、おおよその塗装面積が決定します。
建物の延べ坪数は、建物の各階の坪数をすべてを足した坪数を表しています。

以下の表は、建物の延べ坪数ごとの塗装面積と費用です。

建物の延べ坪数ごとの塗装面積と費用
延べ坪数(坪) 塗装面積(㎡) 費用(万円)
10 40 20~40
20 80 40~70
30 120 60~100
40 160 80~130
50 200 100~160
100 400 200~320

施工手順ごとの平米単価

一戸建ての外壁塗装は塗装費だけではなく、足場設置費用や養生費などが施工手順ごとにかかります。

以下の表は、施工手順ごとの平米単価です。

施工手順ごとの平米単価
施工手順 平米単価(円)
足場設置 700~1,000
高圧洗浄 100~390
下地処理 200~1,200
塗装作業・下塗り 600~1,000
塗装作業・中塗り、上塗り 2,000~3,000

外壁の状況によっては、上記の価格よりも高くなることもあります。

一戸建て外壁塗装の費用を抑える方法

一戸建ての外壁塗装工事の費用を抑える方法は、3つあります。これらを活用することで、負担を大きく減らすことができます。

  • 助成金・補助金などの支援制度
  • 閑散期に施工する
  • DIYで施工する

助成金・補助金などの支援制度

外壁塗装工事をすることで、家の性能が向上します。

また、断熱の塗料を塗ることで、電気の使用量を抑え、二酸化炭素排出の削減につながります。

こういった動きを促進するために、環境省や多くの地方自治体が補助金などの制度を用意しています。
いくつかの補助金や助成金を併用できるケースもあり、約30万円ほど負担を軽減できます。

また、外壁塗装工事でかかった費用を確定申告で計上することで、所得税や住民税が控除されます。
外壁塗装工事のためのリフォームローンの融資を低金利で受けられる制度もあります。

支援制度の利用には、個別に要件が定まっています。利用したい制度の募集要項を確認してみましょう。

閑散期で施工する

塗装に向いていない季節である梅雨や冬は、閑散期です。施工を閑散期に依頼し価格交渉することで値引きしてもらえる場合があります。

その反面、塗料の乾燥に時間がかかり施工期間が長引きます。

また、豪雪地帯や大雨が頻繁に降る地域では、施工できない場合もあります。お住まいの地域の塗装業者に相談して、施工の予定を決めましょう。

DIYで施工する

自分で外壁を塗装すれば、外注費がかからず、出費を抑えられます。
しかし、高い技術が必要な外壁塗装をDIYですることには、大きなリスクが伴います。

塗料を気温や湿度に合わせて希釈し、適正な厚みで塗装していくには高度な技術が必要です。

適切に塗布できていないと、塗料の性能を十分に発揮できず、耐用年数よりも早く劣化させてしまうおそれがあります。

また、高所での作業は危険性が高く、塗装業者が行うような足場を設置をしないと、大事故に繋がりかねません。
よほどのことがない限り、一戸建ての外壁塗装工事は業者に依頼するのが良いでしょう。

信頼できる塗装業者に依頼する

外壁塗装工事では、費用が約100万円かかります。
莫大な費用をかけて失敗しないためには、信頼できる優良な塗装業者に依頼しましょう。

塗装業者は、大きく3つに分けられます。

  • ハウスメーカーなどの大手業者
  • リフォーム業者
  • 地元の外壁塗装業者

大手業者は施工実績が多く、保証もしっかりとしています。ただ、下請け・孫請けに作業を発注することがほとんどです。そうすると、中間マージンがかかるため、料金が割高になる傾向があります。

リフォーム業者は、外壁以外の修繕もまとめて施工依頼できます。

外壁塗装だけか、同時にリフォームもするかによって最適な業者を選ぶことにより、費用を抑えることができます。

外壁だけでなく、屋根など家の外装全部を一括で塗り替えるパック料金などのプランがある塗装業者もあります。外壁だけでなく、屋根も約10年ごとに塗り替えが必要です。
一度に行い、費用を抑えましょう。

屋根塗装について、詳しくはこちらをご確認ください。

大手から中小まで、業者ごとにそれぞれ異なる良さがあります。自分が求めている条件に合った業者を探しましょう。

外壁塗装業者を探す際は、複数の塗装業者に見積もりの依頼と相談ができる一括査定サイトの利用をおすすめします。物件の簡単な情報を入力するだけで、複数の塗装業者に見積もり依頼と相談が、無料でできます。

複数の塗装業者を比較する際は、塗装業者の施工実績や見積もりの金額の正当性などを確認して、優良な塗装業者を判断しましょう。

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