総二階の外観はダサい?かっこよく見せる秘策と失敗しないための注意点

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総二階の外観はダサい?かっこよく見せる秘策と失敗しないための注意点

総二階とは、一階と二階の外壁がぴったりそろっている住宅のことです。一階部分と二階部分の平面図の形(タテ・ヨコの長さ)は、まったく同じです。対して、一階部分より二階部分のほうが小さい住宅は、部分二階などと呼ばれます。

総二階は、「コストを抑えられる」「居住空間を広く取れる」などのメリットがあります。しかし、外観に凹凸が少ないため、ダサいと言われることも少なくありません。

総二階の家を建てる方、総二階の家をお持ちの方は、おしゃれでかっこいい外観にするための方法を確認しておきましょう。

総二階の外観はダサい?かっこ悪く見える原因

総二階がダサいと言われる主な原因は、以下の3点です。

  • 凹凸がない
  • 近所の家とデザインが似やすい
  • 色の変化がない

それぞれ詳しく説明していくので、実際の場面を想像しながら読んでみましょう。

凹凸がない

総二階の外観は、建物全体が下から上まで均一な平面で凹凸がありません。

視覚的に平面的な印象が強くなり、退屈さを感じさせてしまうのが、ダサいと言われる原因のひとつです。これを具体的にイメージするために、四角い段ボールを想像してみましょう。

四角い段ボール

四角い段ボール

この段ボールが家だとしたら、どの角度から見ても一緒で、のっぺりした感じがします。立方体に近い形状の総二階の家は、まさにこのような印象になりがちです。

近所の家とデザインが似やすい

総二階の家はコストパフォーマンスがよく、機能性が高いことで知られています。家を建てる際に選ばれやすいため、近所に総二階の家があると、どうしてもデザインが似てしまいがちです。

たまたま近所の家とデザインが似てしまうと、「既製品みたい」とか「一般的すぎる」などという印象になり、ダサい感じが出てしまうかもしれません。また、あとから建てた方が気まずさを感じてしまう心配もあります。

色の変化がない

色の変化がない総二階

色の変化がない総二階

外壁全体が一色である場合、色の変化がなくワンパターンになりがちです。

全身同じ色の服を着ていると個々のアイテムが目立たず、一体化して見えるように、同じ色の外壁が続くことで、単調さが際立ってしまう危険性があります。

また、いくつかの色を使って塗り分けるとしても、どういう色の組み合わせを使えばよいのかなど、よく分からないことがたくさんあるでしょう。

脱・ダサい!総二階の家をかっこよく見せるポイント5選

総二階の家をかっこよく見せるための主なポイントは次のとおりです。

  • 窓やバルコニーをアクセントにする
  • 曲線を生かしたデザインにする
  • 片流れ屋根を導入する
  • ツートンカラーで色に変化をつける
  • タイルの質感で高級感を出す

ご自身の住宅をデザインする際の参考にしてください。

窓やバルコニーをアクセントにする

窓とバルコニーをアクセントにした総二階

窓とバルコニーをアクセントにした総二階

窓やバルコニーを利用すると、外観にアクセントが加えられ、視覚的な面白さや個性につながります。

たとえば大きな窓や、円形など特徴的な形状の窓を使うことで、外観に変化をつけられるため、おしゃれな印象になります。

また、バルコニーの柵部分を木製にしたり、植物を外から見えるように配置したりすることで、自然との一体感を感じさせ、落ち着いた外観になります。

植物を外から見えるように配置した総二階

植物を外から見えるように配置した総二階

おしゃれな外観にするために、窓やバルコニーを使いましょう。

曲線を生かしたデザインにする

曲線を生かしたデザインを取り入れるのも、総二階をかっこよく見せる方法のひとつです。「建物の角を丸くする」「カーブを描く外壁を設計する」ことで、外観に柔らかさとユニークさを与えられます。

たとえば、入口にアーチを設けたり、屋根をなだらかな曲線にしたりすることで、優雅さが生まれます。

玄関の屋根をアーチ状にした家

玄関の屋根をアーチ状にした家

また、住宅は直線を主体としたデザインが多く見られます。そのため、曲線を活用したデザインにすると、曲線に視線が集まりやすくなります。

目線を曲線に誘導させることで、グッと目を引く住宅になるのです。

片流れ屋根を導入する

片流れ屋根の総二階

片流れ屋根の総二階

片流れ屋根とは、片側だけに傾斜がある屋根のことです。

外観に変化の少ない総二階の建物に片流れ屋根を設置すると、インパクトのある外観となり、一気にスタイリッシュな印象になります。斜めのラインのおかげで、建物全体がスマートに見えるのです。

片流れ屋根を窓とうまく組み合わせる

片流れ屋根と大きなガラス窓を組み合わせれば、パッと人目を引く外観になります。

さらに光が建物内部にたっぷりと入ることで、明るく開放的な居住空間が生まれるメリットにもつながります。

ツートンカラーで色に変化をつける

ツートンカラーの総二階

ツートンカラーの総二階

ツートンカラーをうまく活用すると、一色だけの単調さを打破し、視覚的な変化を生み出せます。

たとえば、外壁を白とグレーのツートンにすることで、モダンで洗練された印象を与えることが可能です。白だけだと、どことなく間延びした印象になりますが、グレーを加えることで落ち着いた雰囲気が生まれます。

また、夜間には照明の影響で色合いが変わるので、昼間と夜で見え方が変わる楽しさもあります。

実際にどういう色の組み合わせにするか、どこで塗り分けるかなどは、塗装会社に相談する際にカラーシミュレーションを行うとよいでしょう。

タイルの質感で高級感を出す

北欧風のタイル張りの総二階

北欧風のタイル張りの総二階

外壁にタイルを使用することで、独特の雰囲気や高級感を演出できます。タイルは色やパターンのバリエーションが豊富で、好みに合わせて好きなように選べるメリットがあります。

たとえば大理石風のタイルを選べば、高級な印象を演出できるでしょう。また、レンガのタイルを選べば、レトロな雰囲気になります。

さらに、タイルは耐久性が高く経年劣化が少ないので、永く美しい外観を保てることもメリットです。

このように、タイルを利用することで、一般的な塗装よりも豊かな質感と深みを外観に与えられる可能性があります。

総二階の外観で失敗しないための注意点4選

総二階の外観を決める際、失敗しないための主な注意点は次のとおりです。

  • 適度に凹凸を入れる
  • 窓を利用してアクセントにする
  • 外壁の色や素材に変化をつける
  • 3社以上の外壁工事会社を比較・検討する

参考にして、後悔のないデザインを選びましょう。

適度に凹凸を入れる

外壁に適度な凹凸を入れると立体感や影を演出できるので、外観に個性を加えられます。具体的には、大きなバルコニーや軒下を設けることが有効です。

ただし凹凸を入れる際は、設計段階でその位置やサイズをしっかりと計画する必要があります。適度なバランスがなければ、かえってまとまりのない印象になるので注意しましょう。

また、凹凸のある部分は影ができやすいため、建物の照明計画や近隣の環境にも配慮が必要です。

窓を利用してアクセントにする

窓の形状や配置を工夫することで、視覚的なアクセントを作り出し、全体の印象を一新できます。大きな窓は開放感を生み出し、色や形状が異なる窓は個性的な印象を与えます。

ただし、窓のサイズや位置、形状を決める際には、プライバシーの確保や採光・通風のバランス、熱効率などといった実用的な面も考慮しなければなりません。

たとえば、大きな窓は開放感を与えますが、同時に通行人の視線を引き寄せるため、部屋の中のプライバシーが失われるおそれもあります。

このように、外観だけでなく、実際の居住空間としての性能も忘れず考えましょう。

外壁の色や素材に変化をつける

外壁の色を2色以上使用する、または異なる素材を組み合わせることで、外観に変化と味わいをもたせることが可能です。

ただし、色や素材の組み合わせを選ぶ際には、断熱性などの居住性や、近隣の建物や環境も考慮しなければなりません。

たとえば濃すぎる色の組み合わせにしてしまうと、派手な印象になってしまい、周辺から浮いてしまうおそれもあります。場合によっては苦情につながることもあるので、注意が必要です。

また、色や素材の選択の際には、耐久性やメンテナンス性も考慮に入れましょう。永く美しい外観を保つには、天候や時間の経過による劣化を最小限に抑える素材の選択が重要です。

3社以上の外壁工事会社を比較・検討する

職人によって、外壁の色やデザインの仕上がりは異なります。そのため、総二階の外観を担当する職人の経験が浅いと、想像と違う残念な見た目になりやすいです。

ダサいと言われがちな総二階ですから、職人のセンスが問われます。要望以上のおしゃれでかっこいい外観にするためにも、実績が豊富でセンスのある職人に施工してもらうことが大切です。

信頼できる職人に施工してもらうには、実績や評判、価格など3社以上の外壁工事会社を比較・検討するのがおすすめです。たとえば、一括見積もりサイトの「ぬりマッチ」を利用すると、複数の外壁工事会社から見積もりを取得できます。審査基準を突破した会社のみから厳選して見積もりを取得できるので、かっこいい外観にしたい方はぜひご利用ください。

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